大将の進路が決定しました
先日東京の高看を受験し、彼女の受験は終わりました
何度他も受験したらと言っても
行きたかった大学の看護科を受験したらと言っても
彼女の中で全ては終わっていました
東京の高看・・・受験しに行ったら彼女にとって違和感があり、
行きたいと願う気持ちはなくなったと・・・
「多分落ちるだろうから准看から高看に行くよ」
と彼女の気持ちは半分固まっていました。
「現場に拘る看護師になる」
彼女の気持ちは変わらず、高看になってしまえば准看からなろうが
高看からなろうが、大卒でなろうが患者にとっては意味のない話だと・・・
エリートコースを望まない大将の考えです
「それにお父さんの事もあるし、お金も大変だし・・・・
自分も不安なんだよね・・・」
旦那の病気の事を気にし、姑の事も心配し、姉ちゃんの事も私のことも心配してる
財力がないのが一番だけど、情けないと思いました
でもやっぱり、准看からよりは高看からの方がいい
高看からよりは大学の方がいい
それは、学歴でひとまとめにするのではなく、専門知識のスタートラインが違うから・・・
「勉強しなかったからね。仕方ないさ。その分勉強だけしてきた人とはまるっきり違う経験もしてきた。勉強しかしてこなくて体力ない人と同じ職場になったら絶対夜勤こなせるのは私だもん。馬鹿は馬鹿なりに使えるって事よ」
確かに・・
まぁ・・負け惜しみと言ってしまえばそれまでだけど
自業自得だと言ってしまえばそれまでだけど
彼女の言ってることは当たってるとも思う
高学歴でも仕事出来ない看護師はいるし、准看でもとっても患者にとって
いい看護師は沢山いる
そんな彼女に高看からの合格通知
晴天の霹靂、予想外
合格して欲しいと思いつつも、何処かで落ちればいいと思ってた勝手な母
落ちると睨んでいた大将にとっても驚きの合格通知
悩んで悩んで荒れて荒れて・・・
泣いて叫んで大変でした
一人暮らしの不安、いろんなしがらみ・・・
彼女がそこまで辛くなるのなら受験させなければ良かったとすら思いました
「お母さんはどう思う?」
「決めるのは大将。ただ、今は若いから現場に拘るなら准看からでもって思うけど、
将来のことを考えるとやっぱり准看からよりは高看からの方がいいと思うよ。一概には決められないけどさ・・・寂しくなるけどいつまでも親とは一緒にいられないんだから・・・」
「うん・・・」
看護師をしている私の従兄弟、スイミングの先輩Yちゃんに相談
「学校なんかレベルがどうのとか関係ないよ。要は大将が将来どうなりたいかってこと。
大将は看護師になりたいんでしょ?看護師になるのに学校関係ないよ。国家試験に受かるかどうかでしょ?私も一人で辛いことも多かったけど、乗り越えられるよ。自分がしっかりしていたらね」
そんな内容のメールを大将に送ってくれました
長い長いメールを大将に送ってくれました
「お母さん・・迷惑掛けるけど東京に行きます」
Yちゃんのメールを見て決心したと言っていました
これでいい・・・
旦那はとにかく家から出したくなかったようで
「俺の説得が足りなかった。悪い」
と・・・・
「アホか!行けと言ったのは私だ!親の寂しさを子供に押しつけないでよね。
アイツの将来を考えたら高看からの方がいいに決まってるでしょ!」
バカ親父・・・
そう思いながらも、私の心の支えでもあった大将を手放すのは辛い
黙って寄り添い続けてくれた大将がいなくなったらどうしよう・・・
一番動揺しているのは私なのかもしれないなぁ~・・・
入学手続きもあるしアパートも探さなければ・・・・
一緒に上京する日も決めなきゃ・・・・
「入学式にも引っ越しの時も行ってあげられないよ。新しい職場で休みが欲しいなんて言えないでしょ?わかるよね?」
「うん」
私の仕事を一番理解している大将
一番不安で一番辛い時期に私は行ってあげられない・・・
「大丈夫だよ。お母さんも一人でここに来た。」
昔と違って今は携帯もあるし・・・
なんて自分を慰めてます
親って辛い・・・・