ミーティングに行ったら、すでに婆ちゃんは搬送されていました。
もはや、看取りの段階…戻ってはこれないことを誰もが理解はしていました。
だけど…
もう一度戻ってきてほしい…
わずかな期待もそこにはありました。
でも、願いはかなわず、婆ちゃんは逝ってしまいました…。
夜勤明け、朝の体位交換とオムツ交換、口腔ケア、洗顔…それが私の最後のケアになりました。
「またくるからね」
婆ちゃんの目が笑いました。それが最後です。
私が帰るとき、静かな寝息を立てて眠っていましたから・・・
ごめんね…貰ってばかりでなにもしてあげれなかった…
この日が来るのはわかってました。別れる日が必ずくるのはわかってました…
だけど、やっぱり寂しくて辛いです。
出会って1年あまり・・・いつも優しく接してくれた方でした・・・