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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:仕事
今の職場に勤め始めたユニットにいた婆ちゃん 片時も離れず私のそばにいました。 いつも手を繋いで、 いつも私のあとをトコトコとついて来ていました。 夜間帯に他のジジババの介助をしていると やっぱりトコトコと歩く音が聞こえ 「どしたの?」 と食堂に行くと 「あんたいなくなったかと思ったぁ~」 と子供のように抱き付いて来た婆ちゃん 今は歩くことも出来ないけれど・・・・
「覚えてる?」 手を握ったら 「覚えてない」 と言ってニヤリ・・・ 「わぁ~笑ってるぅ~私に絶対見せたことないよ。そんな顔」 「そう?ねぇねぇホントに覚えてないの?思い出した?」 ・・・とまたニヤリ・・・ 握った手はギュ・・・っと握ったまま・・・ なかなか離れない婆ちゃんの手・・・・
掛け値なしに、理由なくその婆ちゃんが大好きだった私
「私たち仲良しなんだもんね」 「うん」 ・・・また、ニヤリ・・・
婆ちゃんの手の温もりが、私に元気をくれる ホントに思い出してくれたのかしら?(笑) だとしたら・・・嬉しいな・・・
愛おしい人を抱きしめたくなる 婆ちゃんをギュッと抱きしめて 「またね」 と言ったら 「またね」 ・・・とまたニヤリ・・・
この仕事を辞められない理由の一つがこれ・・・
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