その日の気分　Vol 2

久しぶりの大将との会話

実習で忙しいのはわかるけど
母としては国家試験が気になってしようがない

高校受験、大学受験と苦い涙を流した大将だから
尚更心配で仕方ない

もっと勉強すれば良かった

そう嘆いても国家試験は年に１回だけ
今までのようにはいかない

そんな話をしていたら大将が号泣し始めて・・・・

「お母さんが言ってることはわかってるよ。だけど、今は実習で頭いっぱいで
もしかしたら実習落とすかも知れなくて、どんなに頑張っても認めて貰えなきゃ
合格しなくて、落ちたら留年だし、私は他の人より出来ないんだよ。アセスメントも看護計画も全然出来ない・・・・・云々」

ありゃりゃ・・・・

「息抜きしたくたって息抜く時間もないし、友達もいないし」

確かに、友達は同じ学校の子・・・みんな実習でへこたれ状態はみな同じ・・・

「Ｔ姉ちゃんに電話すればいいじゃん。」

「出来ない～～」

重症・・・・だな・・これは・・・

どんなに患者さんに受け入れられても
それはそれ・・・
大将の一番の苦手とする記録が彼女を窮地に追い込んでいることは確かで・・・

「あのね・・もう少しで行くんだから、それまで頑張ってね。行ったらいっぱい話聞いてあげるから」

「うん」

離れたのは自業自得・・・受験を甘く見た結果なのだから・・・
頑張るしかない大将

今まで泣くこともなく一人で頑張って来たんだなと思うと
母としては切ない気持ちでいっぱいです。