その日の気分　Vol 2

姉ちゃんのインカレが終わりました。

惜しくも６位入賞にはならなかったけど、

今年はレベルが高い

と言われた試合で去年より順位を上げました

暑い暑い一日でした。
同じ３５℃でも、こっちとは暑さの質が違いすぎる
そんな中でのレースでした。

私たち夫婦は、

上位は狙わなくていいから、完走さえしてくれればいい

ただそれだけを願っていました。

ゴールして倒れてしまって・・・
熱中症で点滴の処置を受けながら、姉ちゃんは号泣していました。

「お母さんごめんなさい。折角きてくれたのに・・・・先輩ごめんなさい・・」

「充分でしょ」

それしか言葉には出来ませんでした。
一緒にいてくれた先輩（他大学ですが）も

「頑張ったね」

と優しく言葉を掛けてくれました。

上位６名は大学の他にチームにも所属しています。
所詮、敵うわけがないのですが・・・・・
それでも勝負は勝負・・・負けは負けです。

バイクから、ランに入ったところですでに身体に変調があったことは
見ていてわかりました。

最後まで走って・・・・

多分・・気力だけで走り抜いたと思います。

初めてレースに出たときは３時間以上かかってゴールしました。
今は、上位グループに食い込むだけの速さを手に入れました。
精神的にも強くなりました。
他大学の練習に入れて貰いながらも、今年はほとんど一人で練習をしていました。
辛かった事の方が多かったのかもしれないな・・・
それでもOG達や、仲間や周りの人たちに支えられてここまでこれた。
親なんか、ホントに何も出来ません

今、姉ちゃんは、途中下車して大将のところにいます。

「なんか気が抜けちゃって・・・・まだ試合は残っているのにね」

燃え尽き症候群になってるみたいです

「ゆっくり帰っておいで。」

笑顔で迎えてあげたいけれど、今日私は夜勤・・・
姉ちゃんの大好きな「ゼンマイの煮物」を作ってから出勤しようと思います。