その日の気分　Vol 2

昨日は早番で、仕事終わって携帯を見たら大将からメール

夜、電話ちょうだい

はいはい・・今度はなに？？

姉ちゃんも、チビもバイトでいない夜
お暇（ホントは暇じゃないんだけど）な私
大将に電話

「どした？」

「予備校の話」

来週ですべての実習が終わり、国家試験への準備が始まります。
模擬試験では一応合格ラインにはいるものの
なんせ、高校受験も大学受験も思いっきり滑った大将
今回だけは滑るわけにはいかない
だって、高校、大学と違って、拾ってくれるところはないんですもん
落ちたら一年棒に振ることになる

「・・・・で？どうしたいわけ？」

「そっちの予備校の集中受けて、こっちで学校のも受けたい。お金かかるけど・・・」

「あんたがそうして頑張りたいならやればいいさ」

「ありがと」

「根性見せろよ！」

「わかってる！」

ホントか？ちょっと不安が残る母です

そのあとは、実習の話がメイン

「受け持ってる患者さんがね、爺ちゃんに似てる」
「お父さんの病気の進行が気になる。同じ病気の患者さんの末期を見てると辛い」

話が家族に繋がってる。・・・・

「チビはね・・・それが嫌で看護は出来ないって言ったんだよ」

「うん・・・しんどいもん」

姉ちゃんとチビの弱さを大将は知ってる。
でもそれは、当たり前のことだとも思ってる。

「あんた、ちゃんと食べてるの？」
「それは大丈夫。だけどさ・・・この間、弁当に白いご飯詰めて、レトルトカレー持っていったんだよね～惨めだったし（笑）お母さんが毎日弁当作ってくれていたから、高校の時はなんにも感じなかったけど、いやぁ～弁当作って貰えるっていいよねぇ～」
「今頃気がついたかバカ娘」
「いやいや、ずっと思っていたよ」

たわいもない会話で２時間近く・・・・話した話した


「じゃあねぇ～」

もう少しで苦しかった実習も終わり。
大泣きして帰ってきた事も
全部笑い話に変えてくれそうな予感

電話でしかフォロー出来ないけれど
気持ちはいつもそばにいることをわかってくれているかな・・・