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テーマ:障害児と生きる日常(4429)
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これほど慣れって恐ろしいものだとは思わなかった
メッセージがあったのに、気付かない自分が心底嫌になった その日は、ともたん微熱でした。 少し前から風邪をひいていたし、まぁ良くあることだろうと思っていました。 前々から、高校の友達と会う約束をしていたので、 子供たちをパパに預けて、私は出かけました。 久しぶりの再開で盛り上がって、一時間くらいしたらパパから電話。 ともたん、おかしいからすぐ帰ってきて!! すっ飛んで帰りました。 ともたん抱っこすると、熱い。息遣いも荒い。 ストマを閉じた辺りを指差して、痛い 痛い 痛い うぅぅぅとうめき声 実は1日前と3日前に、他の小児科に診てもらっていて、風邪薬が処方されていたのもあり、それで安心してしまっていた。 お腹と喉の風邪という診断で、それ以上を疑わなかった。 その薬を飲んでも、今のともたんはうずくまって痛さをこらえている これは何かおかしい。 そのままタクシーで子供医療センターへ・・・・・ 診断結果は、便秘でした 数日前まで下痢が続いていたともたん レントゲンには、腫れてしまった大腸と、ウンチがつまっているのがはっきり見えました・・・・。 下痢なのに、便秘?どういうことなの? これが、ともたんの病気=鎖肛の落とし穴だったんです。 便秘になると、腸閉塞が起こったりしてとっても危険なんです。 この便秘が原因で、命を落とした子もいるんです。 命の危険は、意外と身近だったりするんです。 私は、大きいオペが終わってから、すっかりそのことを忘れていました。 ともたんは、ウンチを押し出す力はやっぱり弱かった。 でも、少し出ているというだけで、もう治ったと思ってしまっていた。 戦いはこれからだったのに。なんて無知な母なんだろう私。 ともたんは、常に便がたまっている状態が続いていたのでした。 浣腸や薬に手を出せなかったのは、怖いというより、出さないことでもう治ったと自分を納得させていたからなのかもしれない。 無知でバカでアホで自分勝手で、ともたんから逃げようとしていた自分に無性に腹が立って、情けなくって、とにかく泣きました。 追い討ちをかけるように、その後看護婦さんから悲しい情報をキャッチ ともたんの主治医が今月いっぱいで辞めることになったんだって。 はぁ・・・どうすんのよ・・・まだオペ残ってるのに どん底ってこういうこと?もうショックで、言葉が出ないっす 無理にも笑えないよ。はぁ。出るのはため息ばかり。 家に帰ってから、夜中にこっそりともたんにはじめて会った時の、病院での再会の写真を見ました。見るといつも泣いちゃう写真。たんすにコッソリしまってある写真。でも忘れられない写真。 心電図とか点滴とかいろんな管や機械がいっぱい付いて、頑張って生きるんだ!ママも頑張れって喝を入れてくれた写真。 それをじっくり見て、初心に戻ろうって誓った。生まれた時のこと、あの時の気持ち、忘れていた。もっと真剣に向き合わなきゃ! 私はともたんが入院している間、毎日鎖肛について調べていた。検索でひたすら鎖肛、anal atresiaと打っていた。かたっぱしからサイトを読みまくった。この先どうなるのか、ちゃんと生きていけるのか、私には何が出来るのか、毎日考えて悩んで勉強しての、繰り返しだったと思う。 あの時も、今も同じだったんだ 私に出来ることって、情報を集めて知識を得て、困った時はその中から選択肢を見つけること。いつも勉強しないと!! 毎日指でチェックするために、早速手袋購入。浣腸液も30本出してもらった。よし、とにかく頑張るぞー! ともたん、こんなママでごめんね一生懸命頑張るから許してねこれからもよろしくねぇ その後、ともたん主治医は、なんと沖縄に行くことが判明♪ とことん沖縄とは縁があるらしいぞ、ともふく 命の恩人の先生、またいつか会いたいです☆ってか絶対会いたいです^^ ともたん助けてくれて、ありがとうね!お元気で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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