201287 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

今日の 幸せ

今日の 幸せ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

サイド自由欄

エンブレムTさんの読書メーター

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

エンブレムT

エンブレムT

カレンダー

お気に入りブログ

更新中☆ ヒチャキ123さん

甘味の誘惑 chocolatonさん
子育てしてても綺麗… wanwan♪さん
・・・さぼみけ♪の散… さぼみけ♪さん
多くの人を知る RX1117さん

コメント新着

ぴこママ@ ごぶさたしております。1万年堂出版です♪ エンブレムTさま☆ こんにちは(o^-^o) …
エンブレムT@ Re[1]:このパターンはヤバイのか?(06/06) Cedieさんへ いやいやいや。Cedieさん!…
Cedie@ Re:このパターンはヤバイのか?(06/06) 体調のほうはいかがですか? 無理はしな…
エンブレムT@ Re[1]:このパターンはヤバイのか?(06/06) 静祐さんへ >公園→温泉というのは鬼門パ…
エンブレムT@ Re[1]:このパターンはヤバイのか?(06/06) アンちゃん0521さんへ >倒れる時は、と…

フリーページ

ニューストピックス

2008年02月13日
XML

アンバランスな危うさにドキドキしました。

夏の日差しの中の少女達が、一枚の美しい絵のように鮮やかに描き出されています。

それでいて本から受ける印象は、あくまでもクールで薄暗いんだもん。

     

 あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように―。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。

設定は、作者が狙うところの70年代少女マンガ。

影響を受けた、内田善美さん・清原なつのさん・萩尾望都さんを意識してるらしいです。

少女達の持つ硬質なムードは、確かにどこかノスタルジーを感じさせます。

下級生に憧れの目で見つめられる、2人組の正統派「お姉さま」な上級生とかって

個人的にツボな設定だったりw大笑い

わりと薄い本なので、それこそ漫画を読むようにサクサク読めました。

本は1巻ごとに語り手の少女が変わり、その都度話が大きく展開していきます。

それぞれに衝撃のラストがきますので、3巻揃えてから読むのがおススメ。

でなきゃ、地獄の引きって状態になっちゃいます(笑)


10年前に起きた、ある事件が大きな意味を持っているのですが、

誰が何を知っていて、何を隠しているのか、あるいは忘れたままなのか

最後までわかりません。

   ひとつの話をしよう

   ひとつの昔話をしよう

   ひとつの寓話を聞かせよう

   今はもうない あの蛇行する川のほとりでの少女たちの日々

恩田陸さんの小説は、淡々と語られていても

何か魔が潜んでいるように感じられて、息をつめて読んでしまいます。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年02月13日 23時41分36秒
コメント(12) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X