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カテゴリ:本とマンガと映像と♪
神話とおとぎ話が混ざったような、古代日本が舞台のファンタジーです。 ・・・えーと・・・。 ・・・児童文学にしては、ずいぶんと血なまぐさいんですけど・・・・・ でも読後感はとても良い作品です。 レビューみると皆さん5つ☆つけてますね~! 村娘 狭也(さや)の幸せな日々に、影を落とすのは昔の記憶・・・・・ 「鬼」に追われた六才の自分。 十五になった祭の晩に、「鬼」はついに追いついた。 「おまえは『闇』の氏族の巫女姫だ」 物語はちょっと息詰まるような冒頭シーンから始まります。 主人公をはじめとした魅力的な登場人物もさることながら、 作者の描き出す古代の土地や空気、光や闇の存在感には圧倒されます。 以前読んで、その描かれた情景の美しさに息をのんだ 上橋菜穂子さんの「狐笛のかなた」に匹敵する描写力だと思いました。 ちなみにその時のレビューは こちら ♪ ああ・・・・ホントに良い話でした。。。。 ところで、「狐笛のかなた」を思いだしてしまった私、 頭のどこかにソレを引きずったまま「空色勾玉」を読んでしまいました。 この全然違う2つの話、実は「情景の美しさ」と「運命の恋」が描かれてるという 大きな共通項があったりします。 で、「狐笛」のラストがあまりにも衝撃的だったので 「空色勾玉」での狭也ちゃんの運命の相手を思い違って読む羽目になりました。 それはそれは、見事に見当違いな相手です。 途中、「あれ?変だな。。。」 と、思いつつも、狭也を守り続ける「彼」の想いが、 最後にどう報われるのかワクワクして読んでたの。。。 以下、ネタバレになるのでこれからどちらかを読まれる方にはご注意って感じですが、 私の個人的な心の叫びを綴らせていただきます。。。。 「 狭也ー!あんたってぱ、 なんであっちにもこっちにもヨロメイてんのよー!! このメンクイ女ー!!! カラスになってしまえーーー!! 」 ・・・作者さん&ファンの人、ごめんね。 未読の方、ホントに素敵な話なので読んでみてください・・・・・ ・・・・・・って、こんな叫びの後で書いても説得力なさすぎでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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