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カテゴリ:本とマンガと映像と♪
ホッと、心が温かくなるんだけど、でもどこか寂しさが残るお話です。 読書家な楽友、nanaco☆ちゃんが上半期に読んだ本の中で上位に入ると言ってたので 図書館で借りてきました。 イラストの雰囲気がとても良いです~ 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 庭で育てたレモンの木からレモネードを作り、針仕事で暮らしている「おんなのこ」。両親は最初からなく、車も運転できる古びた「お皿」と住んでいる―。仕事で訪れた街で道に迷い、帰れなくなった新聞記者の「私」は、客として彼女たちにもてなされることになるのだが…。けっして変わらないものが存在し続ける、そんな場所で出会った、小さな女の子との、いっぷう変わった長い長い友情の物語。 可愛らしく夢のある童話なんだけど、大人が読んでも充分楽しめます。 っていうか、大人向けと言ってもいいかな・・・。 登場するのは、主人公の普通の「女性」。 永遠に9才の小さな「おんなのこ」。 そして、過去のある「お皿」・・・・・。 わぁ。改めて書くと、おとぎ話や絵本に免疫の無い方には突っ込みどころ満載だな 「お皿」は女性で、手足もあって車の運転までしちゃうんだよwww 短いお話だし、語る言葉もシンプルなんだけど、ハッと胸を打たれたりしました。 特に「お皿」の語る言葉は深いです。 「私たちをほんとうにしばるのは、苦痛や災難や戸棚ではないのよ。 幸福な思い出なの。」 そして、彼女は思い出にしばられるつもりがなかったから 自分のあたえられていた場所から飛びだしたの。 そのくだりを読んだあたりから、グッとお話にひきこまれました。 実はそれまで、故・氷室冴子さんの「シンデレラ迷宮」のシリーズみたいに 別世界に紛れ込んでしまった「女性」に、何か暗い裏があるのかしらん・・・・ ・・・なんて深読みしてたんだよねー。 なんてったって、ドロドロした小説も書く作者さんだし(笑) 「女性」と「おんなのこ」に友情が芽生えてからは素直に面白いです。 「おんなのこ」の住んでる世界は、ネバーランドとは違ってほのぼのしてるんだけど 読んでて私は「ピーターパン」を思い出しました。 ああ、読後感がちょっと寂しいってのも似てるなぁ。。。 ネバーランドから帰ってきたウェンディーが大きくなってからの話を読んだ時、 その寂しさの原因がわかったんだけど・・・・・。 だって、ウェンディーは大人になってるのに、ピーターは子供のままなんだもん。 同じ時を過ごせないって、どちらにとっても残酷なことだよね。 深い想いがあればあるほど、切なさが増しちゃいます。 この本にもそんな切なさが内包されています。 ・・・・・私は、そういう切ない話は好きです この「おんなのこ」が主役の本もあるんですね ・・・・さて。 しみじみと本のレビューなんぞを書いてますが、 実は今、筋肉痛ですごいことになってたりしますwww 昨日から始めた例のアレ(笑)腹だけじゃなくて、やっぱり全身運動なのね 意外なことに、腕の筋肉痛が一番ヒドイです~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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