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カテゴリ:本とマンガと映像と♪
1月は予定が立て込んでたので、きっとあんまり本は読まないだろう!
・・・と予想して週でまとめることをせず、今回は月でまとめてみましたが・・・・・ どこまでも読みが甘い自分を発見しただけでした。。。 1月の読書メーター 読んだ本の数:27冊(小説15冊・マンガ10冊・絵本2冊) 読んだページ数:6149ページ ブログにUPしてない4日からの記録です。 はなさかうさぎのポッポ (ポッポのえほん) 絵もストーリーもホンワカ系。我が家の読み聞かせ絵本として今年からレギュラー化しそう。シリーズ最初の本作は、花を咲かせる妖精ポッポと心優しいウサギのピートが出会います。心がホッコリ温まる読後感。色合いが美しいので、眺めてるだけでも楽しいです。 読了日:01月05日 著者:はまち ゆりこ 月魚 (角川文庫) そこはかとなく耽美。行間を読ませる美しい文章なので、ゆっくり味わって読みました。過去の負い目と罪悪感のため、正面から向き合えない瀬名垣と真志喜。2人に見えない呪縛をかけ、黄昏の中に消えた真志喜の父。それぞれの距離感がもどかしくも切ない。静かで余韻ある読後感も、とても心地良かったです。 読了日:01月05日 著者:三浦 しをん 見知らぬ明日―グイン・サーガ〈130〉 (ハヤカワ文庫JA) ・・・・・未完という形の最終巻。頭では、わかってたつもりだったんですが・・・・・。あぁ・・・やっぱり、言葉がうまく出てこないですね・・・。これからも、本屋の店先で無意識のうちにグインの新刊を探してしまうような気がします。 読了日:01月07日 著者:栗本 薫 シアター! (メディアワークス文庫) 1つ1つのシーンが浮かんでくる動きのある面白さでした♪思わず唸ったのはこの物語の設定そのもの。『鉄血宰相』司が赤字劇団の『泣き虫主催』巧に脚本の条件として出した『お金のかからない設定』をオールクリアなんだもん。水面下で舞台とかドラマ話が進んでても驚かないぞwキャラ読みするなら断然お兄ちゃん派(笑)でも続編はベタ甘ラブコメ路線よりも、リアルに借金返済目指して熱く突っ走って欲しいです~。 読了日:01月11日 著者:有川 浩 新釈 走れメロス 他四篇 『走れメロス』で爆笑した私。「面白い?どんなお話?」と純な目で見上げてくる子供の前で困り果てました!桃色ブリーフ姿のお兄ちゃん達が、美しく青きドナウの曲に合わせて踊っているとは言えないよwwwいろんな意味で、なんて恐ろしい新釈なんだ!(笑)でも、モリミフィルターを通すと文学はこうなるのか~ってすごく納得。個人的には『桜の森の満開の下』の静かな怖さが好みでした。 読了日:01月13日 著者:森見 登美彦 はなさかうさぎのポッポ きみがいなくちゃ (ポッポのえほん) 岩だらけの寂しい丘でみつけた1つの小さな花のつぼみ。妖精ポッポは嵐から一生懸命つぼみを守ろうとします。ホンワカした絵とストーリーはまさに癒し系。「きみがいなくちゃ」って言葉は、相手に寄り添うような温かさがあるよなぁ~って思いました。読み聞かせ後は親子してニッコリです。 読了日:01月14日 著者:はまち ゆりこ 海の底 (角川文庫) 自分の責任を全うしようとする大人って格好良い!素直にそう思いました。夏木と冬原コンビもモチロン魅力的だけど、冒頭のみ登場の艦長に私は魂もっていかれちゃいましたよー!警察組も自衛隊組も、いろんなジレンマを抱えながらも最善を尽くそうとする・・・その姿にも胸が熱くなりました。このお子様はどうしようもないなって思った子ですら最後には自分なりの責任の取り方をしちゃうし、読後感はまさに爽快♪エビ等の甲殻類はしばらく見たくも食べたくもなくなりそうですけどね。。。 読了日:01月15日 著者:有川 浩 ころころろ 家鳴も活躍していつも通り可愛い♪なのに「今回はホッコリ度が低いような?」と、思いつつ読み進めました。・・・成程!5つの連作短編集の主役は、淡い恋を経験した若だんな(うぅ、可愛い)ではなく、保父さん状態になった仁吉(好きだ!笑)でもなく、意外な結婚生活を披露した佐助(今回、株が上がりました)でもなく、生目様という神様だったのね!ラストの『物語のつづき』を読んでストンと納得できました。生目様の切なさが全編を薄く覆っているような感じがします。人に、時に、置き去りにされるのは、妖達も同じなのかな・・・。 読了日:01月16日 著者:畠中 恵 『グイン・サーガ』130巻のラストは(未完)って言葉で終わってるんです。 読み返した時に内容を思い出せるようなコメントを残すよう心がけてるんですが (未完)の文字を見た瞬間、心が砕けて空中分解していくような感じで 「見知らぬ明日」に対しては言葉が全く出てきませんでした。 ・・・・読後のコメントが空欄になってる人ほど、作品に対して思い入れが強いのかも と、思ったりもしました。 改めて、栗本薫さんのご冥福を祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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