最近、というか、相変わらず、福島原発については、どうしようもない状況が続いていますが、少し前にわかったことが、本来ならすごく衝撃的なことでした。
それは、「メルトダウン」。つまり、ウラン燃料が全部溶けて下部にたまってしまうことです。
原子力反応は、制御棒によって、デリケートにコントロールされているので、それが失われると、反応が暴走して大変なことになります。本来、メルトダウンが起これば、制御棒の機能は全く失われるので、そのまま再臨界、連鎖反応、原子炉大爆発となっても仕方のない状態のようです。
ただ、今回のケースでは、たまたま制御棒も一緒に解けたので、適当に混ざって、連鎖反応は起きなかった、ということのようです。さらに、水も足らない状態だったのが、たまたまメルトダウンして、すべて炉の底にあったので、底の水で冷却できたとか、本当に偶然の重なりで、何とかなっている状態みたいです。
この先どうなるかわかりませんが、こんなあり得ない事故を二度と起こさないように、対策を十分取っていただきたいものです。
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Last updated
2011.05.23 10:59:04
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