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カテゴリ:音楽制作・音楽全般
毎週やっている音楽制作の勉強会、当面の課題はオリジナルの作曲や編曲をどうするか、ということになります。
そこで、初心者にお薦めなのが、コード作曲法というやり方です。これは、まず、コード進行という和音の流れを先に作り、その後、ドラムやベースを入れて伴奏の形を作ってから、メロディをつけるという方法です。 一般的に、まず頭に浮かびやすいのはメロディなのですが、これを先に作ると、そこに適切な伴奏やコードをつけるのは相当のセンスや音楽理論が必要になってきます。 それに対して、最初にコードや伴奏ができあがっていれば、そこにメロディを足す方が比較的容易にできるので、この方法が初心者にはお薦めです。 プロのアーティストの中にも、コード作曲法を行っている人はいて、私がよく聴く中では、小田和正などがそうです。 もう一つ、コード作曲法のメリットとしては、とりあえず、Cのキー、つまりハ長調で曲を作れば、何かとわかりやすくなります。必要があれば、あとからキー(調)を変えればいいので、パソコンで制作すると、こういうことが便利になります。 これも、先にメロディだけできると、そもそもそれが何のキーかも分からない、という場合が多く、つけるコードも複雑になりますし、それ以前に、どんなコードをつけたらいいか、しかるべき音感と理論の知識がないと、全く分かりません。 というわけで、この前の勉強会では、まず、どうやってコードを並べるかを学びました。 そして、メンバーでそれぞれのコード進行を作り、コードネームを並べる作業をしてみました。 その後、時間が十分あれば、それを実際に打ち込むのですが、とりあえず音にするということで、それぞれのコード進行を私がキーボードで弾いてみました。 それをみんなで聞いて評価し合い、理屈にしたがって並べただけのコード進行が、情感のある音楽に変わっていくのを不思議そうに体験していました。
コード作曲法と称する本は多種ありますが、初心者が最初に見てわかりやすいと思えるのはこのあたりでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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