スイッチを押すとき
スイッチを押すとき山田悠介20××年、若者による自殺者が急増。国は若年者自殺抑制プロジェクトを開始する。若者が自殺するとき、どのような心境で行うのかを探る研究。主人公は施設の監視員。家族、友人から隔離され孤独と不安から自殺していく子供たちを監視するしかできない青年は歯がゆい生活を続けていた。彼はある施設へ送られることになる。そこでは7年の間自殺をせず生き続けている子供たちが居た。青年と彼らとのかかわり方が話の中心になります。感想読んでいると違和感が強く、「ありえない」となんだか安い映画を見ている気分になりましたが、最後に恐ろしい結末が待っています!!!途中でやめず最後まで読んでよかったなぁと思いました。文庫本なので、最後の解説に、舞台化に関しての話がありました。これも楽しめました。