朝から涙してしまいました
三連休も休みなく課外授業のある受験生の次男を見送ってから、なにげなく目をやったテレビのニュース番組。85歳の誕生日に寄せての天皇陛下のお言葉に、思わず涙してしまいました。天皇としてのこれまでの歩みを「旅」になぞらえ、様々な出来事を振り返ってのお言葉を述べられている中、声を震わせる場面もありました。「自らも国民の一人であった皇后が私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを心から労いたく思います。」この言葉を聞いて皇后さまはどう思われたのでしょうか。一般人の私たちがこんなことを言っては失礼なのかもしれませんが、お互いを思いやる心をいつまでも持ち続け、固いきずなで結ばれた、本当に素敵なご夫婦だったのだなあと思わずにはいられませんでした。天皇陛下が今どのようなお気持ちでいられるのかを、こうして知ることができるのも、生前退位という決断をされたからであって、もし生前退位しなければ、このようなお気持ちでいることを私たちは知ることができなかったということになります。これからは、心穏やかに、皇后さまとゆっくり過ごすお時間をとれることでしょう。自分も、人生の終盤に近付くころ、このように周りの人たちに感謝できる人間でいたいものだなあと思った朝でした。