車検を受けるか免許返納かそれとも…
先週末実家の車が車検ということで、「車検どうだった?いくらかかった?」と昨日父に電話して聞いてみました。「それがなあ…」と話し始めた父。元々中古で安く買った車で、年式も古かったのですが、見積もりを出してもらったところ、20数万円かかると言われたとのこと。とりあえず保留にして車検は受けていないそう。父の年齢は84歳。できればもう車の運転は控えていただきたい。本音を言えば一刻も早く免許返納してほしい! ですが、実家は田舎で交通の便も悪く、確かに車がないとどこへも行けない。まあそれでも、週に数回タクシー使ったとして、車の維持費よりかからないかもという考え方もある。しかし、この手で不便さを乗り越えたとして、一番ネックになるのは、大きな地震が来て津波が来るとなったらどうやって母を連れて避難するのかということ。実家のある地区の津波の高さの予想は、20メートル強。かなり被害が大きくなると想定されている地区です。家の近くにある緊急避難用の高台見ましたが、とんでもない段数の急階段。家の2階にもすでに上がれない母はムリ。車がないと避難は不可能なのです。車の保有が不可欠だとして、20数万円出して車検を受けるのか。又はそれに少し足して手頃な中古車に買い替えるのか。どっちにしてもまた2年後同じ問題にぶつかるに違いない。その頃には父86歳。さすがに運転は無理だよね、となったらまた津波来たらどうする?問題が。おそらく同じような問題を抱える高齢者はたくさんいるんですよね。すでに移動手段がなかったり、一人暮らしだったり、周りもみんな高齢者とか。町内会の見守りといっても、緊急時には自分が避難するので精一杯でしょう。うちの親をなんとかお願いしますなんて言えないです。マンパワーのない地方の自治体では、できることに限界がありますよね。同じような悩みを抱えている、親と離れて暮らす子世代の方々。どのような対応を考えているのか聞いてみたいです。