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カテゴリ:むすこ
川崎病と診断されてすぐに「アスピリン」という粉末の薬の内服がはじまりました。 ところが!! くぅは薬拒否です。 もうすべてが嫌になったらしく断固、拒否。 そりぁそうだよね。ずーっと毎日のように検査だもんね。 採血や点滴の差し替えなんかは親はシャットアウトで処置室から泣き叫ぶ声が聞こえてきます。点滴なんて絶対にとれないように固定されてテープでぐるぐる巻き。なにをするにも押さえつけられるんだもん、嫌にもなるよ。 まぁ、どの子もなにやられるにも泣き叫んでるけど、くぅは半端ないです。 3人がかりぐらいで採血やっても30分以上取れなかったり、ギブアップする先生もいて「違う先生に交代します」なんてのもありました。 心臓のエコーだって暴れたら取れないから薬で眠らすんだけど、甘い薬を飲ませるのね。それもベーっと吐くんだけど無理矢理飲ませるわけ。仕舞には食べたものまで吐いちゃったりして座薬に変更とかね。(てか、座薬があるなら最初からそうしてほしいよ。) こんなかんじで毎日、大変なので看護婦さんや先生が部屋に入ってくるだけで大泣き。 「明日から私服で来るか・・・・。」ってボソッと言ってた先生もいました。 さて、薬に戻って仕方がないので売店でアイスを買ってきて薬を混ぜて飲ませました。なんせ熱が高いので冷たいアイスならイケルらしくあっさり食べました。けど、悲しいね。人生初のアイスが病院で薬と一緒なんてさ。 アスピリンを飲んで2日後には熱が下がったけど、下がらなかったら「ガンマグロブリン」という血液製剤を点滴する予定でした。先生曰く「ガンマグロブリンは予防接種が半年受けれないとか感染症なんかのリスクがあるのでやらないにこしたことはない。」だそうです。 けど、症状が改善されない場合はこの血液製剤を使うのが川崎病の治療法みたいです。 幸い、くぅはガンマグロブリンを使わなくても熱が下がっただけでなく目の充血やむくみが取れてきたのでよかったです。ただ、発疹はしばらくのこりました。かゆみもひどかったし。 ただ、アスピリンは肝臓に影響を与えるらしく私にはわからないけど、「血液検査で肝臓の数値があがった」ということで一時、中断して「フロベン」という薬に変わりました。退院した今はまたアスピリンです。 入院中はだいたい1日おきか毎日のように採血で心臓のエコーと心電図は1日おきにやってました。 「川崎病は熱がでてから2週間は経過をみる必要がある」ということで熱がでてから14日目に退院ができました。けど、先生は「僕が研修医のころは1カ月でした。元気なのになんで入院してるんだろ?って思いました。」って言ってました。だんだん退院までの日数が短くなってるそうです。海外では症状がおさまったらすぐ退院してるらしいです。日本のように子供だからお金がかからないってわけでなくそれなりに入院費用なんかがかかるからだそう。ちなみに敗血症では2週間ぐらいいて1万円ちょっと、川崎病は10日ぐらいで6000円ぐらいでした。 ただ、退院までの日数はその子の症状にもよるようで同じ川崎病でも熱がでてから11日目で退院したって子もいます。合併症がおきてたらもっと長いだろうしね。 それと、くぅは一泊だけ外泊が許されました。先生が「ずっと入院しててかわいそうだし、ストレスもたまるだろうから」って。ただ、すぐOKってわけではなく、いままでの経過をみて何人かの先生で相談して決めるみたいでした。 つづく・・・・
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