※おバカさんです。
自分の頭で考える生活設計。
1級FP技能士 宅地建物取引士 武田 つとむ
発見したばかりの Q&A記事を取り上げて、
コメントしています。
Q
一戸建ての「24時間換気」って、
新築して何年のあいだ「ON」にすべき
ですか?
※おバカさんです。
〇〇まで という 期限はありません。
住んでいる間 ずう~っと ONです。
不動産屋さんからは、
建材に含まれる化学物質の対策の為、
と聞いた気がします。
※当初は そういうことで 導入された
仕組みですが、
昨今は 昔のようなスカスカ住宅はなくなり、
高断熱・高気密化が進んだので・・・
建物内(室内だけではない)に残る
湿気の排出が必要になってきています。
そのための「24時間換気」です。
春夏秋冬 必要です。
冬の暖房コストは 余分にかかっている
かも・・・ですが。
その分 室内に干した洗濯物が乾きます。
夜 干せば 翌朝には 着る事ができます。
A
第一種熱交換換気システムを設置しました。
電源は絶対に切らないで
と説明されたので24時間つけてます。
最近の高断熱高機密の住宅は
換気システムをつけないと、
壁内が結露しカビだらけになると説明されました。
設置は義務だけど運転するかしないかは
ご自身で判断すると聞いたこともありますが、
壁内がカビて柱が腐るとか怖いです。
「換気システムを止めてカビ発生 画像」
と検索すると恐ろしい画像が出てきます。
24時間運転して、定期的なメンテナンスを
しないと怖いことになると思ってます。
A
不動産屋の回答は無意味です。
建築した建築士に仕様書、見積書をもとに
どのような建材を使用したか確認が一番です。
法的には24時間換気は期限はありません。
生活している家は常にしなければいけません。
過去、建材には
有害物質であるホルムアルデヒドが含まれており、
シックハウスと世間を騒がせ、
苦肉の策が24時間換気で法制化されました。
現在の建材で輸入もの以外の国産では
有害物質が含有されたものはほぼないし、
家を設計する建築士は
材料を有害が否か確認しなければなりません。
在来木造の気密住宅以外は
1時間に0.5回程度隙間で自然換気されております。
更に24時間換気ですと
いつも新鮮な外気で部屋は換気されており、
光熱費がかかります。
そこで熱交換式の第1種換気ですが
初期費用がかかります。
A
気密が良くなり、
ホルムアルデヒド含有建材対策の24時間換気、
と言われてますが
実際は"高気密高断熱と計画換気はセット"です。
高気密住宅では"人が生活している限り"
室内から湿度を捨て続けませんと
いつか結露します。
一昔前は窓に結露で云々で見える結露でしたが、
今怖いのは壁内などの見えない部分での
内部結露です。
ですから原則止めてはいけません。
実際には冬季間は寒かったりしますから
止めることもありますけれど
少なくとも
「煮炊きをしている間,
ガスを使ってる間,
ファンヒーターを使ってる間,
加湿器をまわしてる間,
風呂後の風呂場が完全乾燥するまで」
は何らかの換気をし続けてください。
内部結露を起こしますと躯体にダメージ,
断熱材の劣化,
気密防湿シートの劣化,カビの原因、
など想定外のペースで起こり得ます。
通気工法などで吸湿通気している特殊なケースや
ビルダー側が24時間換気が無くても大丈夫、
と対策をしてある場合はそこまで気にせずとも。
室内の結露は
室内の窓開け換気などでも足りますが、
内部結露は
数分の窓開け換気程度では乾きません。
そこに結露を絶対起こさない為に
24時間換気をまわしっ放しにするのです。
・・っと。
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