想い出は心の宝石箱に。。。

​　おふくろの味とは、幼少期に経験した家庭料理、もしくはそれによって​​​形成された

　味覚、またはそれを想起させる料理を指します。その家で​​継承されてきた

　伝統的な調理方法・味ですから、地域や個人差が​​​大きく現れます。


　男性にとって、おふくろの味は​懐かしくまた特別の想い​があります。

　その味が継承されているかどうかで、家庭での男性のポジションがわかると。

　​かかあ天下​のもとでは、奥様の味に男は慣らされ、おふくろの味は遥か彼方。



　​​​


　おふくろの味として代表的なものが、​味噌汁と肉じゃが​。

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　皇子の亡き母のおふくろの味といえば、​​御雑煮・クジラ肉のステーキ

　そして鶏の​​もつ煮。


　皇子が幼少のみぎり、昭和20年代は戦後の復興期で、日本人誰もが豊かでは

　ありませんでした。皇子家も当然同じ状況で、母は生活費を費目別に茶封筒に

　入れ仕分けし、箪笥の中に入れていましたよ。​

​　そんな生活において、（　​今日はステーキよ　​）と母がはずんで、

　声をかけてきたのが​クジラ肉のステーキ​。いまやクジラ肉は手に入り

　にくい、高級食材となってしまいましたが・・・



　　　



　母の料理は、醤油とおろししょうがそしてみりんと醤油で味付けをして、フライ

　パンで焼いたものだったと思います。しかし、肉そのものは草鞋のように大きく、

　食べごたえがありました。

　そんなこともあり、生協パルシステムのカタログで​鶏のもつ煮​を見つけ、

　懐かしさのあまり注文してしまいました。ピーマンとレタスを添えて、

　夕食の一品。

　え～～～～、おふくろの味と全然ちがう！！　甘すぎる・・・それに、卵が

　１ケしか入っていない。昔は、​卵がゴロゴロ入っていたのに。おふくろの味を

　求めて注文したのに、がっかりぽん！！！​

　でも、おふくろの味なんて、所詮​過去の想い出・郷愁​であって、今

　同じものを食べても、こんなものが美味しかったの？と、思うかもしれませんね。

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