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想い出は心の宝石箱に。。。

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2021.02.08
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カテゴリ:映画
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 ​​​ 国家的犯罪​を知り得たら、それを阻止する​正義​を貫けるか?という、

 久しぶりに骨太のシリアスな​​
映画を見ました。2019年に公開され、​​第​​43回

 日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀​​
主演男優賞(松坂桃李)、同じく女​
優賞

(シム・ウンギョ)を受賞した< 
新聞記者 >。​

​​​



    新聞記者

 
 物語は​、​​​​東都​新聞記者​・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画

 関する​​
極秘情報が匿名 FAX で届きます。正義を貫く為自死に追いやられた、同じ

 新聞記者
だった父への想いを秘めて、真相を究明すべく彼女は調査をはじめ

 ました。



 ​一方、​内閣情報調査室​の官僚・杉原(松坂桃李)は、「国民に尽くす」と

 いう信念とは
​裏腹な、現政権に不都合なニュースのコントロールという業務に、

 己の良心の間で​
葛藤する日々。


 真実に迫ろうともがく新聞記者と、「闇」の存在に気付き選択を迫られる

 エリート官僚。
二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになります。
​​
           

       



​ 現代は​情報化社会​。便利さの半面、そこに大きな落とし穴があることに、

 我々は気づかなければ
なりません。


​ ​情報化社会の負の部分​を、富士通総合デザイン研究所の小林康人は、

 こう述べています。​


  1) 社 会 的側面 ・無秩序 な メデ ィア開発/情 報 洪水 ・メデ ィアの悪 用/

    支 配、 破壊 ・情報
利益格差/都 市 と地方 、 貧富 ・ゲ ーム感覚/映 像

    感 覚の 社会 ・プ ライバ シー問題



 2) 人 間 の精神的側 面 ・情 報洪 水 によ る混乱 ・人の温 も りや触 れ合 いの

   欠如 ・身 体へ の
影響/機 能 ・五感 の退 化 ・現実世界 と仮想 世界 の混乱 ・

   創 造性 の欠如 ・コ ンピュー タ
依 存症 ・過信 症


 3) 教 育学 習的側面 ・人 間性/感 性 の無視 ・脳 と身体 との不連 携 ・体 験や

   観 察の ない学習 ・
協 調性 の欠如



 
​ この映画でも取り上げられたように、権力者による​情報操作​によって、国民が

 誤った方向に​
いとも簡単に向かってしまう、恐ろしさです。




  SNSによる情報操作に対する心構え…私たちが“被害者”にも“加害者”にもならないためにの画像1



​ 卑近な例が、あの極悪人前大統領​トランプ​。​


​​ ツイッターという情報ツールを利用し、​誤情報​を流しそして世論を一定の方向に

 誘導しました。​​


​​ テレビや新聞を見なくなった米国人は、本当に何が起きているのか知らぬまま、

 ネットの情報を
うのみにしてしまい、国民の半数がトランプを支持

 しました。
​​
 
 ネット依存度が高い情報化社会においれは、他メディアが発信する修正情報に

 接する機会が少なく
​なりがちで、誤情報に誘導されるリスクが高まった典型的な

 例。​



 それでは官僚として、かような国民の利益に反する情報操作の事実を知った時、

 その人は
どのような行動をとりえるのでしょうか?

 

​​ 森友学園への国有地売却で、​公文書改ざん​を指示されそれに応じた、

 財務省近畿財務局の赤木俊夫。自責の念にかられ、彼がとった行動とは、

 ​自死​という悲しいものでした。

 

 一方で、改ざんを指示した上司は、報奨人事で局長へ昇格するという、まさに

 ​悪が勝つ​というこの世の不条理・・・


 
 ​​是枝裕和監督は、本映画作品を​これは、新聞記者という職業についての

 映画
​ではない。人が、この時代に、保身を超えて持つべき矜持についての映画だ」

 との​
コメントを寄せました。


 人間は精神的に弱い動物。

​ 邪悪な国家の施策を知りえても、家族への愛を捨ててまでそれを阻止する

 正義を、はたしてつら
ぬけるのだろうか??? 


 この作品の結末が、その答えを示唆しています。



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Last updated  2021.02.08 12:08:07
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