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カテゴリ:映画
にほんブログ村 国家的犯罪を知り得たら、それを阻止する正義を貫けるか?という、 久しぶりに骨太のシリアスな映画を見ました。2019年に公開され、第43回 日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(松坂桃李)、同じく女優賞 (シム・ウンギョ)を受賞した< 新聞記者 >。
現代は情報化社会。便利さの半面、そこに大きな落とし穴があることに、 我々は気づかなければなりません。 情報化社会の負の部分を、富士通総合デザイン研究所の小林康人は、 こう述べています。 1) 社 会 的側面 ・無秩序 な メデ ィア開発/情 報 洪水 ・メデ ィアの悪 用/ 支 配、 破壊 ・情報利益格差/都 市 と地方 、 貧富 ・ゲ ーム感覚/映 像 感 覚の 社会 ・プ ライバ シー問題 2) 人 間 の精神的側 面 ・情 報洪 水 によ る混乱 ・人の温 も りや触 れ合 いの 欠如 ・身 体へ の影響/機 能 ・五感 の退 化 ・現実世界 と仮想 世界 の混乱 ・ 創 造性 の欠如 ・コ ンピュー タ依 存症 ・過信 症 3) 教 育学 習的側面 ・人 間性/感 性 の無視 ・脳 と身体 との不連 携 ・体 験や 観 察の ない学習 ・協 調性 の欠如 この映画でも取り上げられたように、権力者による情報操作によって、国民が 誤った方向にいとも簡単に向かってしまう、恐ろしさです。 卑近な例が、あの極悪人前大統領トランプ。 ツイッターという情報ツールを利用し、誤情報を流しそして世論を一定の方向に 誘導しました。 テレビや新聞を見なくなった米国人は、本当に何が起きているのか知らぬまま、 ネットの情報をうのみにしてしまい、国民の半数がトランプを支持 しました。 ネット依存度が高い情報化社会においれは、他メディアが発信する修正情報に 接する機会が少なくなりがちで、誤情報に誘導されるリスクが高まった典型的な 例。 それでは官僚として、かような国民の利益に反する情報操作の事実を知った時、 その人はどのような行動をとりえるのでしょうか? 森友学園への国有地売却で、公文書改ざんを指示されそれに応じた、 財務省近畿財務局の赤木俊夫。自責の念にかられ、彼がとった行動とは、 自死という悲しいものでした。 一方で、改ざんを指示した上司は、報奨人事で局長へ昇格するという、まさに 悪が勝つというこの世の不条理・・・ 是枝裕和監督は、本映画作品を「これは、新聞記者という職業についての 映画ではない。人が、この時代に、保身を超えて持つべき矜持についての映画だ」 とのコメントを寄せました。 人間は精神的に弱い動物。 邪悪な国家の施策を知りえても、家族への愛を捨ててまでそれを阻止する 正義を、はたしてつらぬけるのだろうか??? この作品の結末が、その答えを示唆しています。 ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね。 ↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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