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カテゴリ:オペラ
にほんブログ村 次は、プッチーニのトスカはドースカ??? 時の権力者警視総監スカルピアの、歌姫トスカへのよこしまな恋が、己の破滅 を招きます。歌に生き、恋人カヴァラドッシへの愛に生きたトスカ。歴史に翻弄 された若い恋人達の悲劇。 このオペラの中で、好きなアリアを一つあげよと尋ねられれば、躊躇なく第三幕の 星は光りぬ。 スカルピアの陰謀により投獄されたカヴァラドッシが、牢の中で抑えきれぬトスカ への想いを切々と歌い上げるアリア。時は去り、私は絶望して死んでいく。人生が こんなにも、いとおしいとは・・・・と。 物語はこの後、トスカの捨て身の作戦によって、救出成功かと思わせます。 ところが、一転してカヴァラドッシの銃殺死、絶望したトスカの投身自殺という、 悲劇をもって物語は終わります。 (5)アイーダ同様に、アレーナ・デイ・ヴァエローナでの公演を収録したものが、 このDVD。 しかしお薦めは、マリア・グレギーナがトスカ、そしてスカルピオをレオ、 ヌッチが演じた、このDVD。グレギーナは、その強靭な喉を生かし、性格の 強い女性を歌わせたら彼女しかいないという、ドラマティック・ソプラノ歌手。 そして、イタリアオペラ界を代表するバリトン歌手であった、スカルピオの ヌッチがまたいい。 主役を生かすも殺すも脇役の存在で、悪役が憎たらしいほど主役への同情・共感 が高まるからです。トスカの面白さは、スカルピアという悪役の圧倒的存在から、 きているのかもしれません。 面白いのが、ドミンゴのオペラ三枚組に収録されている、映画版のトスカ。 第一幕カヴァラドッシが絵を描いているサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会、 第二幕のスカンルピア執務室のファルネーゼ宮、第三幕でカヴァラドッシが処刑 されるサンタンジェロ城と、物語の舞台となったローマ市内実在の場所で、 撮影されています。 ==つづく==
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