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カテゴリ:オペラ
にほんブログ村 オペラと推理小説というものは、誰かが死ぬものだと言われているくらい、 主人公の死をもってドラマが完結するのがオペラ。ストーリーの95%以上が 悲劇というオペラの中で、モーツアルトの作品はおしなべて楽しく、 ハッピー・エンドのものが多いのです。 その中で、二転三転する喜劇を、極上の音楽が貫くのが、フィガロの結婚。 アルマヴィーヴァ伯爵家の使用人、フィガロとスザンナは結婚間近の、恋人同士。 ところが、初夜権を持ち出し、スザンナの貞操を奪おうとする伯爵。 初夜権とは、結婚に際し花婿との初夜に先立ち、花婿以外のものが花嫁を床を共に する権利のこと。権利を与えられていたのが、僧侶・呪術師・領主や族長などの、 社会的な優越者。ヨーロッパの封建社会時代にあった権利ですが、似た ような習俗は日本にもあったそうです。 一方、夫の愛が冷めてしまった事を嘆く伯爵夫人は、小姓ケルビーノやスザンナを 使って、伯爵の不貞の現場を押さえようとする、ま~あ言ってみれば恋愛ドタバタ 喜劇。 モーツアルトのオペラ序曲には、単独でコンサートで演奏されるものも多く、 その中でも軽快で華やか、楽し気で親しみやすい、フィガロの結婚序曲 は最も人気があります。 アリアで有名なのが、第一幕の最後の、もう飛ぶまいぞ、この蝶々。 女癖の悪さがたたり、伯爵から軍隊入りを命じられたケルビーノを、さも祝福 するかのようにからかって、フィガロが歌います。 にほんブログ村
オペラにはケルビーノのように、女性が男性に扮するズボン役というものが あります。 R・シュトラウス薔薇の騎士のオクタヴィアンや、J・シュトラウス二世 こうもりのオルロフスキー公爵など。比較的に軽い声のメゾソプラノ歌手が、 演じる事が多いですね。 イギリスグラインドボーン・フェステイバル・オペラで収録された、 フィガロの結婚のDVDがこれ・・・ 5月中旬から8月末まで公演され、1200席の新オペラハウスとなって誕生した 際の、こけら落とし公演が、ここに収録されています。 そして、後1枚がこれ・・・ 貴族と従僕・農民といった階級間の対立も、フィガロの結婚の一つのテーマ であったのかもしれません。けれど、美しい旋律と鮮やかな楽器によって 描かれた人の心の襞が、いつの時代でも見る人の心をひきつけるのでは、 ないのでしょうか??? ==つづく==
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