全て
| カテゴリ未分類
| 旅行
| 食べログ
| 御朱印行脚
| 映画
| 音楽
| 日々雑感
| 悠愛倶楽部
| 入賞したのだ・・
| 東北の想い出
| おもしろ画像
| ミニチュア・ハウス
| キリバン
| キリスト教と仏教
| 正しい日本語
| 園芸
| ファッション
| 孫との時間
| 文化・伝統
| 政治
| ブロ友
| 高齢化社会
| 短歌・俳句・川柳
| 美術
| 社会問題
| 文学
| コレクション
| 写真
| ウイーン回想録
| 旅行記
| 創作
| テレビドラマ
| お散歩 。。。
| お散歩
| ドール・ガーデン
| 記念日
| 健康
| お買い物
| アメショー
| オペラ
| 改修
| ブログ
| 私の履歴書
| 記憶に残る写真
カテゴリ:オペラ
にほんブログ村 17世紀スコットランドで実際に起こった悲劇を、描いた小説ランマムーアの花嫁 をもとに作られたのが、ドニゼッテイのランメルモールのルチア。 ランメルモール領主のエンリーコは、妹ルチアとアウトウーロ卿との政略結婚を、 企てます。ところがルチアは、仇敵エドガルトと恋仲。エンリーコは次々と汚い手 を使って、アウトウーロ卿との結婚にこぎつけさせます。 絶望と悲しみに耐えられぬルチアは発狂し、初夜の床で夫となったアウトウーロ 卿を刺殺。そして錯乱したルチアは息絶えたのでした。それを聞いたエドガルト はルチアの後を追い、自ら命を絶って物語は終わります。 このオペラで有名な歌曲をあげるとすれば、まず第一幕での六重唱 < 邪魔をするのは誰だ >。 婚礼の最中、突然エドガルドが戻り、ルチアがアウトウーロ卿との結婚を承諾した 事を知り、激怒。ルチアは驚き、悲しみ、絶望の淵に立たされた、登場人物6人が それぞれの想いを、歌にしたものです。 そしてこのオペラ最大の見せ場が、狂乱の場と呼ばれているシーン。 フルートの序奏共に、白いガウンに返り血を浴びたルチアが、婚礼を祝う人々の 前に現れ、コロラトウーラを駆使した甘く繊細な旋律が、悲劇を誇張します。 まずは、ナタリー・デセイ。 続いて、ジョーン・サザーランド。 彼女の歌声は、パバロッテイが最高のソプラと賛辞したごとく、目をつぶって 聴いている限りこの世のものとは思えない美声。ところが、目を開けてその姿を 見た途端・・・・ ビジュアル的に損をしていますね。 19世紀前半のベルカント・オペラは、このような狂乱の場を見せ場とする のが、特徴的なストーリー展開の一つでした。狂乱という精神的な状態と、 コロラトウーラの超絶技的な歌唱方法とが結びつき、オペラのクライマックスを つくりあげたのでした。 狂乱の場は、他にドニゼッテイの< アンナ・ボレーナ >、ベッリーニの < 清教徒 >< 夢遊病の女 >などがありますが、わての大好きな アンナ・ネトレプコの清教徒から・・・ ==つづく==
ブログ村ランキング参加しています。 ↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オペラ] カテゴリの最新記事
|