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今回はワグナーの《ワルキューレ》より、〈ワルキューレの騎行〉。
ワルキューレといえば、某アニメのアイドルユニットや、某ソーシャルゲームの
キャラクターを連想する方も、多いかもしれませんね。
こち亀?UFOのCM?ヘリコプター?プロレスの入場テーマ?などなど、 あらゆる場面で使用されているため、非常に耳なじみのある曲となっています。
映画地獄の黙示録でも、この前奏曲が使われました。
キルゴア中佐率いる部隊が、ワーグナーのワルキューレの騎行をながしながら、
武装したUH-1ヘリコプターが、南ベトナムの村落を大挙して襲撃するシーン
でしたね。
ワルキューレとは、北欧神話に登場する複数の半神を指し、「戦死者を
選ぶ者」という意味。日本語では戦乙女、戦女神などともいい、一般には、鎧と
羽根のついた兜で身を固め、槍(もしくは剣)と盾を持ち、翼の生えた馬
(ペガサスなど)に乗る、美しい戦乙女の姿で表されます。
ニーベルングの指輪では、神々の長ヴォー タンと 知の神エルダの間に生まれた
9人の 娘達として登場。天馬にまたがり槍と楯を持ち、天空を駆け巡る
ワルキューレたちが、戦死した兵士の魂を岩山へ連れ帰る、第三幕への前奏曲
として流れるのが、この『ワルキューレの騎行』。
本オペラはワーグナーの< ニーベルングの指輪 >四部作、ラインの
黄金、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏の第二作品。
ヴォータンは、いつの日か指輪を奪回して、世界の支配者になることを、目論
んでいます。その為に、知恵の女神エルダに9人の娘(ワルキューレ)を産ませ、
彼女達に戦場で死んだ勇士を、ヴァルハラ城へ運ばせます。
ストーリーは複雑怪奇で、事前に解説文を読んでいなければ、チンプンカンプン。
伝説的叙事詩といえども、内容は現代に通じるテーマが、数多くあります。
不如意な結婚生活、突然現れる刺激的な異性と不倫、近親そうかん、夫婦間の痴話
喧嘩、などなど。
== つづく ==
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