想い出は心の宝石箱に。。。

　　

　都心への通勤ラッシュは、高度成長期には300％という乗車率。輸送力増強・

　時差通勤、そしてコロナ禍の自宅勤務で少なくなったとはいえ、2009年以降は

　平均170％程度だったと言われています。

​​　今回の新型​コロナウイルス​のパンデミックで明らかになったように、

　​​感染症問題​​がひとたび起これば東京での感染状況は、日本の中でも突出して

　悪い状態になります。

​​　その他にも、東京は都市として​緑（樹木）​の割合が、他の諸都市と比べ極端に​

​　低すぎ、人情の希薄化とあいまって、​東京砂漠​と称されます。​



　　　　　



　そんな東京をテーマにした、歌謡曲が数多くあります。

​　そこで、朝日新聞が今こそ聴きたい​東京の歌​として、読者アンケートを

　とった結果、​


　第一位　　東京砂漠　　　　　　　　　　内山田洋とクールファイブ

　第ニ位　　ウナ・セラ・デイ東京　　　　ザ・ピーナッツ

　第三位　　東京ららばい　　　　　　　　中原理恵

　第四位　　ラブユー東京　　　　　　　　黒澤明とロス・プリモス

　第五位　　東京ブギウギ　　　　　　　　笠木シヅ子

　第六位　　俺さ東京さ行くだ　　　　　　吉幾三

　第七位　　東京五輪音頭　　　　　　　　三波春夫

　第八位　　東京ナイト・クラブ　　　　　フランク永井＆松尾和子

　第九位　　東京ラプソデイー　　　　　　藤山一郎

　第十位　　東京キッド　　　　　　　　　美空ひばり



 　　　　　

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​　皇子も1位にやはり、1976年5月にリリースされた、​東京砂漠​を推しますね。​


​​​　1970年代に入り、東京は公害や人口過密などの​都市問題が顕在化​し、

　ニクソンショック​​やオイルショックによる経済の停滞が起こり、歌謡界もムード

　歌謡から藤圭子の​​​艶歌​のごとく、​暗い曲調の歌​が受け入れられる素地が

　出来ました。​​


　これまでの華やかな街であった東京は、冷たい街へと変容を遂げ、そしてそれを

　決定づけたのが本曲だったのです。


　都会での生きづらさ、人を変えてしまう都会の非情さに、悩める心を唯一救える

　ことが出来るのは、​恋人の存在​なのでしょう。​


　しかし、東京砂漠以外は、


​​　♪​​
　​ ​​久し振りに 手を引いて　 親子で歩ける 嬉しさに

　小さい頃が 浮かんで来ますよ 　おっ母さん

　ここが ここが 二重橋 　記念の写真を とりましょうね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　​　♪​​​​




　​島倉千代子の​東京だヨお母っさん​​​​​と同じく、ランキングされたのは

　古臭い歌があまりにも多いですね。

　皇子が、東京砂漠の次にあげるとしたら、チェウニの​トーキョー・

　トワイライト​　です。


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