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想い出は心の宝石箱に。。。

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2021.11.06
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カテゴリ:映画
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   ​NHKBSプレミアム​で、懐かしい映画を毎日午後1時から、放映して

 います。
​昔DVDで見て感動した< ​わが谷は緑なりき​ >をやると

 いうので録画しました。鑑賞後の感想はやはり、
素晴らしい映画!!の一語

 につきます。

 


   映画『わが谷は緑なりき』NHKのBSプレミアムで放送【まるで動くアルバム!家族愛&ノスタルジーに溢れた名作】カラー、宮崎駿



​​ ​1941年​に公開され白黒映画で、作品、監督、美術、​​撮影、助演、装置の、

 アカデミー賞6部門​に輝きました​。皇子の生まれる前のことですから、

 勿論映画館で見たわけではありません。
​​

 ​​

​ 映像と音の友社が発売している、古い映画のDVDを購入し鑑賞する

 ことに、一時期​
はまっていました。
 


         

       


 このセットの中に、本作品があったのです。その頃母がまだ生存してましたので、

 お世話になっている施設に、鑑賞後総て寄付してしまいましたが・・・



 監督は、1930~1960年代のアメリカ映画を代表する
​ジョン・フォード​

( 1894~1973 )。
136本もの作品を監督し、​西部劇​や自身のルーツである

 アイリッシュ好んで描き、情感豊かな作風から詩情豊かな映像の詩人

 評されました。

  

                   

        

                            

 
     

   本作品は19世紀末のイギリス​ウェールズ​地方のある​炭坑町​を舞台に、

 男たちが皆
働いているモーガン一家の人々を主人公にした人間ドラマ。この作品で

 ジョン・フォード
監督が描こうとしたのは、善意と誠実さを貫いて生きる人間の、

 ​姿と魂​
なのです。 

 

 
   
        

  

 
 モーガン家末っ子のヒューの回想の形で、物語が進められていきます。

 石炭産業は不況となり、賃金カットに抵抗し、組合結成の動きが高まり、長兄

 イヴォーを
始め、一家の若者たちはその先鋒に立つが、父はこれに反対。息子

 たちは家を出、
姉のアンハードとヒューだけが残されてしまいます。

 

 新任の牧師グリフィドと姉は、秘かに魅かれあっていましたが、炭坑主の息子との

 不本意な結婚を承諾。一方、川に落ちた母を助けて凍傷になったヒューを励まして

 以来、グリフィドとヒューは固い絆で結ばれます。

 

 長兄が事故死し、ヒューは止むなく学校を中途で辞め、兄に代わって働く事と

 なり
ます。姉が実家に戻った時、グリフィドとの心ない噂が立ち、牧師は卑俗な

 村人の
心を責め、教会を去っていくのでした。


 ちょうどその日、落盤で父までが犠牲に
なるという結末で・・・

 

​​ 不幸なことばかりの少年時代でしたが、成長した彼にはあくまでその月日は、

 麗しく尊いものと語るフォード節に泣かされること必定の名作
​​



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 この映画の公開が1941年。同年12月8日、日本のハワイ真珠湾攻撃に
よって、

​ 第二次世界大戦​が勃発​​しているのです。
日本は、開戦という選択肢を選ば

 なければならないほど、追い詰められていた状況下だったのに、敵国アメリカでは

 かような素晴らしい
映画を制作していた、というのが大きな驚きでした。

 

​​ アメリカの​国力・経済力​を冷静に分析すれば、敗戦が見えている戦いは

 無謀そのもので、
を見て森を見ぬ陸軍上層部、そして当時の政権の

 愚かさがよくわかります。皇子が
アメリカに初めて出張した時の印象が、やはり

 なぜこんな大国と日本は、戦争をした
のかという疑問でした。

 

 そして、この映画で描かれているモーガン一家という大家族の​家族愛​

 石炭産業を支えている鉱夫達は、ある意味では社会の底辺にいる、貧しい

 低所得
者層です。しかし​日々の祈り​を欠かさず、反発はあったにせよ

 究極的には、お互いを​
思いやり助け合うという、​人間愛​。これがこの地域住人、

 全員にあるのですよね。


 
            
  



 この映画を観ると、何が人間にとって大事なことなのか?そして、何が幸福

 なのか?
を、考えてしまいます。

  

 経済的繁栄を享受しながら、幸福と繁栄がうまく結びついていないのが、現状の

 日本。

 

​ その責任の一端は、​政治​にあるのではないでしょうか?

 民主主義政治の目的の1つに​
​「最大多数の最大幸福」​があります。

 ここでの間違いは、
ある一部の集団・階級幸福量を高めるために、政治を

 これまで行ってきたという事なのです。

 

  なぜなら、日本を動かしている政治家や官僚は成功体験しかなく、それを幸福と

 思って
いるからなのです。確かに日本においては、物質面での幸福の条件は、達成

 されて
いるのでしょう。


 ただ戦後以来、日本はその
物質面での繁栄、幸福のみを追求し続けてきました。

 その結果、精神的な荒廃を招き、人としての幸せが何かが、わからなく
なって

 しまったのではないのでしょうか????


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Last updated  2021.11.06 12:04:50
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