想い出は心の宝石箱に。。。

  　​長野県上田市在日蓮宗のお寺、​長光寺​のご首題を初めて戴きました。
​


    




　（１）長光寺​​季節の御首題​​


　　

​　季節の御首題は、​雨過天晴​。​

​　今年は異常なほど早く梅雨が明けてしまいましたが、6月といえば「​梅雨​」。​

　｢雨過天晴｣とは、悪天候も長く続かず次第に快晴に向かう事から、悪い状況も

　いずれはいい方向へ向かっていく、という喩えです。

　
​　当寺の守護神でマスコットキャラの＜　​みょうぎょくさま​　＞と

　かえるくんが葉っぱの傘の下、雨があがり出てきた虹を眺めているイラストと、

　なっています。


『終りが見えないこのコロナ禍の現状も、必ずいい方向へ向かっていく』

　そんなことを願い、お書き入れされたそうです。

​　もう一つのご首題は、​甘露法雨​。​



　　



​　甘露法雨とは、ほとけさまの教えが多くの人々の苦悩を取り除き救う様子を​

​​　「乾いた大地を潤す雨」に例えた言葉です。日蓮宗で唱えるお経「​法華経​」に​​

　『観世音菩薩普門品第二十五』というお経があります。


​​　その中に 【 樹甘露法雨《じゅかんろほうう》 滅除煩悩炎《めつじょぼんのう​​

　えん》】という一節があります。これは「仏さまのみおしえが甘露の雨となって

　降り注ぎ、私達の燃え盛るような煩悩の炎を消し去ってくれる」という意味

　だそうです。


　降る雨に、自然の恵みと仏様の教えを感じ、心が潤いますように合掌。



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