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想い出は心の宝石箱に。。。

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2022.09.07
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カテゴリ:文化・伝統
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 ​蚊帳の外​という言葉があります。

​ 話に入れないような状況に置かれる、無視されるとの意味ですが、​蚊帳​その

 ものを
知らない世代が、増えてきています。



  蚊帳の隅の一例(喜多川歌麿作)



​「蚊帳」とは、網目状の天幕で、布団を囲うように吊り、昔はどの家にもあった

 ものでした。蚊帳の中では、​蚊​にさされることなく眠れますが、外にいれば
  
 蚊にくわれてしまうことから、この言葉が生まれました。
 

  

​ 日本には中国から伝わり、当初は貴族などが使用していましたが、​江戸時代​

​ 庶民まで普及。虫は通さず風は通る1ミリ程度の網目となっており、素材としては

 ​麻​が使用されましたが、​
のちに化学繊維にとって代わられました。



  
 ​​​​​​​​


 昭和後期になると、アルミサッシに網戸が急速に普及し、日本における蚊帳の

 需要は急速に減少。

 しかし現在でも、野外や熱帯地方での活動には、安価な​モスキーネット
 
 として、世界的に使用されています。蚊​​が媒介するマラリア・デング熱・黄熱病、​

​ 及び​各種の脳炎に対する効果的な予防・防護策として、国際連合及び世界保健

 機構は、そ
の普及に積極的に努めています。
 

​​​ 日本も2003年より、ODAやユニセフを通じた蚊帳の配布に協力しており、​​​

​ 3年間で200万張以上供給したそうです。​

​​​​​​​​

       



 皇子も幼少期に、蚊帳の張りから畳むまで、手伝わされました。

 ​​蚊帳をはった空間は、なんだか​秘密基地​みたいで、期待感にぞくぞくして

 中に入った
記憶があります。
  

​​​ 蚊帳昭和​も、遠くになりにけり!!​​


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Last updated  2022.09.07 12:06:19
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