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想い出は心の宝石箱に。。。

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2022.09.20
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カテゴリ:御朱印行脚
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 ​​ 優しい仮名で、​万葉歌​を綴るご朱印を授与する、​須佐男神社​。​​

 今回も、リピートで申し込みをしました。



     



     


  
 ​  道の辺の ​
​​                 壱師の花の
               いちしろく
​​

  ​ 人皆知りぬ​
                                       ​​  我が恋妻は​​

                                 作 柿本人麻呂



             




 ​歌の意味は道端の​壱師​の花が目立つように、私の恋しい妻のことがみんなに

 知られてしまいました。


​ 壱師とは​彼岸花(曼珠沙華)​だと言われており、万葉集にはこの一首

 のみ詠まれています。​



     



     

     
 

 
​万葉集​は、7世紀後半から8世紀後半頃にかけて編集された和歌集で、

 天皇・貴族から
下級官僚・防人などさまざまな身分の人間が詠んだ歌が、

 4500首以上も集められて
います。 


                         

  

  その中でも、​恋歌​が多い。

  これは当時の結婚形態が< ​通い婚​ >、すなわち女性の住んでいる家に男が通う、

 と
いうところにあったのも一因。しかも​一夫多妻制​なのですから・・

 

   女性は家でただただ男が来るのを待つ。一週間でも、一か月でも、一年でも・・
  

   ひたすら待っている気持ちを、めんめんと男に伝えるのには、歌に詠むしか

   なかった のでした。  

                          

「茜さす 紫野ゆき 標野ゆき

                    野守は見ずや 君が袖ふる」

   
     あかねさす むらさきのゆき   しめのゆき

                              のもりはみずや きみがそでふる



   

    

  この歌は​額田王​(ぬかたのおおきみ)が詠んだ歌です。恋人の​大海人皇子​

 (おおあまの
おうじ)(  後の天武天皇  )へ贈られた歌ですが、これに大海人皇子も

 応えて、次の歌を
詠んでいます。

 「紫の にほへる妹を 憎くあらば

                              人妻故に   吾恋ひめやも」

      むらさきの にほへるいもを にくくあらば

                                          ひとづまゆえに われこいめやも


 

​​ほえ~~~~!!! 大海人皇子の恋人であった額田王を、略奪結婚した

兄の
​天智天皇​。なお、それでも愛し合う二人が詠んだ歌ですから、

現代でいえば三角
関係にあった恋人同士の歌なのですね。​​



   



  ​​​​「あかねさす」の贈答歌が詠まれた3年後、​天智天皇​は病に倒れ崩御。

    翌年には、皇位継承をめぐり、​大海人皇子​が、天智天皇の子である

    ​大友皇子​を討つという、​壬申の乱​が起きます。​​​​

​ 
 そしてこのとき、大友皇子の妻となっていた十市皇女は、大海人皇子と​額田王​

 娘でした。亡くなった夫の皇位継承をめぐり、かつての夫が娘婿と争うという

 あまりにも複雑に入り組んだ状況を、額田王がどう感じていたのでしょうね?! 

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Last updated  2022.09.20 12:09:51
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