想い出は心の宝石箱に。。。

      



　​​​​彼の5つのピアノ協奏曲の中から、最高のものを選ぶのは極めて難しいのですが、

　やはり​第５番​となるのでは？！​​

​

​
　その間ウィーンは​ナポレオン​の部隊から、2度目の侵攻を受けていました。​

​　ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73は、大胆なメロディの中に壮大さと力強さ、

　そして英雄的な精神が垣間見られ、ピアノとオーケストラの新しい形を作り

　あげました。


​​​　この作品は「​皇帝　協奏曲​」と呼ばれており、現在も大変人気があり

  ますが、皇帝の呼称はベートーヴェンが付けたものではありません。その威厳と

  雄大な作風から、この協奏曲を出版したイギリスのヨハン・バプティスト・

  クラーマーによって名付けられ、以後＜　皇帝　＞と呼ばれるようになりました。



　ベートーヴェンの生涯については、多くの映画作品が生まれました。

　その中で特異なものが、1994年に公開された不滅の恋/ べート―ヴェン​。


　​​​​


​　この作品は、ベートーヴェンの死の直後、「自身の楽譜、財産全てを不滅の

　恋人（　IMMORTAL BELOVED ）に捧ぐと記された、1通の遺書が発見

　されたところで、幕が開きます。


　ベートーヴェンの秘書であったアントン・シンドラーは、遺書に書かれた

　ベートーヴェンの“不滅の恋人”を見つけ出すため、候補の女性たちを訪ね
　
　オーストリア・ハンガリーの各所を旅します。

　
​​​　「不滅の恋人」候補の女性たちの回想から、ベートーヴェンの生涯を描き出す

　という形式は、伝記映画のようでありながら、観客もシントラーとともに

　「不滅の恋人」の正体を追う、ミステリー作品に仕上がっています。


           


​​　ベートーヴェンは、恋多き青年時代を送りましたが、意中の女性とも縁がなく

  生涯独身を​通しました。彼が41才の時に書いた、宛名のない3通のラブレターが、

   ベートーヴェンの​遺品の中から見つかりました。

　　　　　＝＝つづく＝＝　　　　

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