想い出は心の宝石箱に。。。

 　​​誰もが知っている​シューマン​の曲といえば、​トロイメライ​（　子供の

　情景　）。​​

​​　そして、交響曲では第一番＜　春　＞と第三番の＜　ライン　＞ではない

　でしょうか？​​


　



​　シューマンが残した​唯一のピアノ協奏曲​は、イ短調作品54。​

　初演は1846年1月1日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスで行われ、指揮は

　この作品を献呈したドイツの作曲家、フェルディナント・ヒラー。ピアノ独奏は

　​​妻の​クララ・シューマン​​​が務めました。

​
　この時期、妻のクララは既に三人の女の子を出産していて、わずか15ケ月で

　早世することになる長男を身籠っていましたが、家計を助けるために出産と

　育児の合間を縫って、ピアニストとして演奏旅行に出かけていたのです。

​　

 

​​​　シューマンは、精神病院で2年半の闘病生活を送り、クララと7人の子供を

　残し、​46年​の生涯を閉じました。愛と苦悩に満ちたその人生を支えた、妻で​​​

​　あり著名なピアニストでもあった、​クララ​に焦点をあてた映画が、いくつも

　あります。​


​　古いところでは、1947年に公開された、​愛の調べ​。​

​　​​​​​両親の反対を押し切って、夫ロベルト・シューマンと結婚したクララ

（​Ｋ・ヘプバーン​）は、彼よりも自分の演奏が評判を得たため、音楽から

　身を引きます。しかし、ロベルトの死のあと、彼女は友人に薦められて、音楽の

　世界に再び復帰するクララの半生を、描いています。

　​ピアノ演奏を、あのレジェンド​ルービンシュタイン​が吹き替えて

　いるのが、見どころでもありますね。​



　　



​​​​​　そして2009年公開、クララ・シューマン　​愛の協奏曲​。​

　　　　＝＝つづく＝＝　　　　

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