想い出は心の宝石箱に。。。

​　  ロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者である、​ラフマニノフ​。​


　　　　　

　初心者から愛好家まで、万人に愛されている作品です。​

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​　本曲は映画のテーマ音楽としても、数多くの作品で採用されました。​

​　最も有名なのが、1945年公開イギリスの恋愛音楽、​逢いびき​。​

　互いに配偶者を持つ身でありながら、道ならぬ恋に惑う男女の出会いと別れを

　描いた恋愛映画の、傑作と言われています。


　　


　駅の喫茶室でのローラとアレックの別れのシーン、ローラが逢びきを回想する

　シーン等、何度か繰り返される二人の出会いの場面に本曲が流れます。そして、

　有名な主題を２，３箇所とかではなく、ほぼ全曲からあらゆるフレーズを引用し、

　物語に即して見事に配置されています。


　主人公達の心理を代弁するかのように、ラフマニノフの音楽が甘く、切なく

　観客に迫ってくるわけで、映画に使われたクラシック音楽の最高峰に、今でも

　あげられる理由がわかりますね。


　



　​​ピアノ協奏曲第2番に比べると演奏される機会は少ないのですが、ドラマチックな

　曲想、豊かな旋律、ピアニストに求める高い技巧と表現力などによって、

　ラフマニノフの円熟した作風が余すところなく発揮されている作品が、

​　第3番。


　
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　特に、第3楽章のフィナーレへと、ピアニストの演奏指使いの盛り上がりは、​

　一見に値いします。



​​　　​　　　　　　＝＝つづく＝＝