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想い出は心の宝石箱に。。。

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2023.10.12
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カテゴリ:文化・伝統
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 秋も一段と深まり、木々の葉も緑から赤や黄色に、彩られてきました。
 

 紅葉​黄葉​​など色付き始めるには、日中の最低気温が8度以下が必要で、5度

 以下になると一気に進みます。   

 

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 日本における紅葉は、9月北海道の​大雪山​から始まって徐々に南下。

   ( 今年は10月4日が初冠雪で、白・赤・黄のカラーコンビネーションを

  楽しめたようです。) 見頃は北海道・
東北で10月、関東から九州では

 11月から12月初めまで。

 

 紅葉の季節になると、紅葉狩りに​出かける人が多く、紅葉の名所と言われる

 箇所は
(全国的には​奥入瀬​(青森県)や​日光​(栃木県)、京都の社寺​などが

 有名)行楽客で
あふれかえります。


 紅葉をめでる習慣は、平安の頃の風流​から始まったとされ、
この場合の「狩り」

 というのは「草花を眺めること」の意味。平安時代には実際に
紅葉した木の枝を

 手折り(狩り)、手のひらにのせて鑑賞したそうです。

 

   大雪山赤岳の紅葉




 日本では​春の、秋の​紅葉​​と対比的に言われますが、心にしみいるのは

 どちらか?
とのアンケートを、朝日新聞がとった結果が掲載されていました。

 数値は桜が51%・紅葉が49%と、ほぼ拮抗していました。

 

  桜を挙げた方の理由は、

   第一位 日本的情緒がある

   第二位 春の再生感と重なる

   第三位 1年の巡りを感じる

 

  一方、紅葉は

   第一位 赤・黄など色が豊富

   第二位 燃えるように美しい

   第三位 寂寥感がいい

 



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 皇子も若い頃は秋の紅葉の方が好きでした。しかし、年齢と共に自分の残された

 人生に秋の紅葉を重ね、むしろ生命の喜びを感じ躍動感溢れる、春の桜のほうを

 愛でるようになったのです。

       
 

 

  日本人の国民性は、短視的、楽観的、現世的だと思うのです。死後の世界など、

 誰も
気にしていません。キリスト教の​最後の審判​などがあるとは思わず、

 誰もが天国
行けると考えているのですから。

 

 紅葉のような、派手ではあるが冷ややかで滅び行く美しさを、愛ではするが心酔

 する
ことはないのでしょう。その証拠に、西行​本居宣長​​のようなサクラ

 狂いの日本人は
いますが、紅葉狂いの日本人は聞いたことがありません。 

    

  

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   サクラにはその華やかさと共に、パッと散ってしまう花期の短さも、日本人の感性

 に
合っているのでしょうね。

 

​ ​良寛​の辞世の句と言われている「散る桜 残る桜も 散る桜」と

 いう句も、散って行く
 桜の花を眺めながら、「ああ、残る桜も、やがて散って

 しまうのだなぁ~‥‥」と同じ
ように、人は桜のように散って行くが、残っている

 人もやがていつか散って逝くのだ‥‥と、
​人生の悲哀​を詠ったのでした。

 

    また、この良寛の句から​親鸞聖人​が、得度をされる時に詠んだと伝えられる、

 「明日
ありと思う心のあだ桜
       夜半に嵐の吹かぬものかは


 という歌を連想させられます。

 「明日があると思い込んでいる気持ちは、いつ散るかもしれない儚い桜のよう

  です。
夜に嵐が吹こうものならもう見ることはできません。」とそのような心境

 で、親鸞聖人は
慈鎮和尚に得度を願われたのです。

 


  この二つから伺えることは、今あるこの時間、時を大切にして生きましょうとの

 意味と思います。歳老いれば明日何があるかわからない、そしてどうなるかも

 わから
ないのですから・・・・ 

 

  

 うん???? 今日の記事は皇子らしからぬ、真面目な内容ではないかとな。

 
 まあ~~いいじゃん、たまには・・・・

   



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Last updated  2023.10.12 13:08:53
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