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想い出は心の宝石箱に。。。

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2023.10.29
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カテゴリ:映画
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​    NHKBSプレミアムで放映された、1959年公開オードリー・ヘプバーンが主演の​

​ 尼僧物語​< THE NUN'S STORY  >を見ました。​


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 舞台は​​第二次世界大戦期のベルギー。医師の娘ガブリエルは、コンゴでの医療活動を

 志し、修道会の​尼僧​となります。現代なら、国境なき医師団のようなNGOをはじめ、

 社会貢献活動に参加出来る場が沢山ありますが、当時コンゴでの医療活動はこの

 修道会しか、なかったからです。


 ​​
​尼僧になることは、自我を捨て​清貧、貞潔、服従​の掟に、従って生きることです。

 神に自らを捧げるという宗教的信念で、尼僧になったわけではありませんから、修道会での

 生活はガブリエルにとって、葛藤と苦悩の日々でした。


 修練を経て、ガブリエルはコンゴへの赴任が実現。

 念願が叶い希望に燃えた生活の中で、ある日​
​​コンゴの病院に勤める尼僧を、現地人が

 殺害するという事件が起こります。それに対し、彼女は現地人に<その罪を​赦します

 と、発言します。


 キリスト教の基本的信念は​罪を赦す​ということで、尼僧としての立場からの言葉

 だったのです。




  


 
 ​​
​​​現地活動中に結核に侵されてしまいますが、同じ病院に勤める医師の治療のかいあって

 病状は回復しますが、意に反して彼女はベルギーに呼び戻されてしまいます。

 その頃、中立国のベルギーに​ドイツ軍​が侵攻しベルギーは降伏。


 ガブリエルの父がドイツ軍に射殺された事を報せられ、ドイツへの憎しみと怒りを抑える

 ことが出来ません。敵を赦すというキリスト教の信念に反し、神と自分に偽り胸に十字架を

 かけ続けることは出来ないとして、17年間の尼僧生活に別れを告げ、​還俗​し尼僧院を

 出ていくところで物語は終わります。

 
​​​

​ 他人の殺害に対しては、犯人を赦すことが出来たガブリエルも、肉親の父親​を殺害した​

​ ドイツは赦せないという、キリスト教の教義には反しますが、​人間的な感情​というものが​

 印象的でした。




   死刑基準アイキャッチ画像



​ この映画を見て想い出したのが、WOWOWドラマの​死刑基準​。​

​ ​死刑制度廃止​を唱え、時代の寵児となっている弁護士の妻が、何ものかによって

 殺害されて
しまいます。


​ 愛する妻を殺され、失意の弁護士は、犯人に対する憎悪と復讐の念に燃え、死刑制度​

 反対の持論を覆します。そして、自分へのけじめとして、弁護士のバッチを外したのでした。



​ 人間は​身内が殺されれば​、犯人とその罪に対し怒りと憎悪を禁じえず、決して

 その罪を赦す
ことなど出来ないというのが、共通のテーマのように感じました。

 それにしても、ヘプバーンの美しいことといったら・・・



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Last updated  2023.10.29 13:09:34
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