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想い出は心の宝石箱に。。。

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2024.03.26
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カテゴリ:文学
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 開花したお花は長く咲いていて欲しいものです。

 10月~4月まで楽しめるパンジー・ビオラ、春から秋にかけてのペチュニア・

 マーガレット、晩秋から春に次々と咲くユリオプス・デージなどを植えこめば、

 1年を通してお花を楽しめるかもしれません。

 

  

 一方、ハイビスカスにしても山茶花にしても、開花まで長い時間を要したのに、

 その美しい花を一日で閉じ、直ぐ散ってしまいます。

 

 

   花の命は短くて  

        苦しき事のみ多かりき

           

 

 ​林芙美子​が晩年、色紙に書いた短詩の言葉通り、まさに花は短い命。 

 彼女のデヴュー作品で代表作品となったのが、自らの日記をもとに放浪生活の

 体験を書き綴った自伝的小説の<​ 放浪記 ​>。

 

 

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 < 私は宿命的な放浪者である。私は古里を持たない…したがって旅が古里であった  


 との出だしで始まる「放浪記」は、第一次世界大戦後の暗い東京で、飢えと絶望に

 苦しみながらも、したたかに生き抜く「私」が主人公。尽くした「島の男」との

 初恋に破れ、夜店商人、セルロイド女工、カフエの女給などの職を転々とします。

 ひどい貧乏にもめげず、あっけらかんとした姿が多くの読者をひきつけました。

 

 ​菊田一夫脚本森光子主演​で、1961年に東京の芸術座で初演されて以後、

 同劇場での
公演回数は​通算2000回以上​を数えました。森光子没後は

 ​仲間由紀恵​が主役を引き継ぎ、
上演されています。


 過去に3度映画化されているという、ロングランの作品ですね。

 

                     

  

 

 

 林は、女性を花にたとえ、楽しい若い時代は短く、苦しい時の方が多かったと、

 自らの
半生をこう詠いあげたものと、これまで思っていました。

 

 ところが調べてみると、この前後の詩があったのです。

 

 

  花の命は短くて  

     苦しき事のみ多かれど
        風も吹くなり  雲も光るなり

 

  < 多かりき >で止めるのと、< 多かれど >と次の句へつなげたのでは、

 句全体の
印象が全く違ってきます。すなわち、苦しい事もつらいこともあった

 けど、そのような
状況でも魂の救済は、なにかにつけてあったのだと、私などは

 ポジテイブにこの句を
​捉えますが、みなさんはどのように解しますか???


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Last updated  2024.03.26 12:00:11
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