ワーキング・プアー 。。。。
にほんブログ村 < ワーキング・プアー >という言葉を、最近よく耳にします。 ワーキングプアーとは、正規・非正規雇用に関係なく、働いても生活保護水準 にも満たない収入の、社会層や生活構造を意味します。 日本の場合具体的には、年収200万円未満の所得層のことです。 ワーキングプアーは、20~24歳と50歳以上の高齢者に集中してます。 中高年は別にして若年層に多いのが、大きな社会的問題となっています。ある記事に よればこの層は< ゆとり教育 >世代の人間で、自分の頭で考える教育を受けて こなかった、< ぱ~ぷりん >が多いと。それゆえに、企業が望む人材とのミスマッチ が生じ、正規雇用社員になれないワーキングプアーに、なっているそうです。 ワーキングプアーは年々増加傾向の一途で、遂に1000万人を越えました。日本の 労働者総数は約 5000万人ですから、約2割 五人に一人が 200万円未満の生活を 余儀なくされているわけです。 この原因は、90年代以降人件費削減の見地から、各企業は労働力をパートや 契約社員に切り替えました。彼等は社会保障費の軽減、雇用の調整弁、単純労働の 安価な労働力なのです。従って、この資本主義の世の中、いくらワーキングプアー が社会的問題化しても、政府や企業が本腰を入れて改善に取り組むとは、とても 思えません。 しかし、この問題を放置すれば、全く働かず生活保護を受けた方がいいとの考えや 生活スタイルも成立し、日本の労働活力の喪失・生産性の低下など、日本経済を 構造的に揺るがす事態を招来しかねません。なぜならば、生活保護費は医療費・住宅費 を別とし、なおかつ下記の収入が保証されており、働かなくても年収 200万円を オーバーする受給者がいるのです。 それならば、働かずして生活保護をうけた方がいいと、だれでも思いますよね。 東京都区部(最大級地)と地方郡部など(最小級地)の生活扶助費の格差東京都区部など(1級地-1)地方郡部など(3級地-2)標準3人世帯(33歳、29歳、4歳)170,180円134,140円高齢者単身世帯(68歳)79,530円61,640円高齢者夫婦世帯(68歳、65歳)120,270円93,210円母子世帯(30歳、4歳、2歳)190,910円155,760円若年者単身世帯(19歳)85,510円66,270円 ブログ村ランキング上位にいるブログに、自らをワーキングプアーと呼び、それを 題材に展開している方がいます。かような記事がランキング入りすることは、 その内容に同じ境遇にいる人間が、共感を持って支持しているからだと思うのです。 すなわち、それだけワーキングプアーが多いという、証かもしれません。 その内容は、ワーキング・プアーの生活を嘆き、そしてそのような生活をもたらした、 社会・体制へのうらみ・つらみに、満ち溢れています。 共感とは、自分も全く同じように感じたり、理解することなのです。ワーキング・ プアーでない階層( 決して金持ちとの意味ではありません )の人間は、その内容に 同情や憐憫の情を感じても、共感を覚えることは決してないでしょう。 ワーキング・プアーの問題は、社会的機会の不平等と差別社会の現状を指摘する 考え方と、彼等の怠惰な考え方精神的なモラル欠如を指摘する考え方に、その 論点は二分されてます。 ブログで現状への不平・不満を書いたしても、なんの解決には至らず、ワーキング・ プアー からの脱出は< 己が努力し・己自身で解決する >しかないと思うのは、 皇子だけでしょうか・・・ ブログ村ランキングに、再挑戦しています。 下の画像を応援クリックしてね。 ↓