八十八夜と格差
八十八夜(5/2)の満月は美しいの一言、この月を地上に住む人々が昔から現代まで眺め時代感を味わっている。4月26日の某新聞の社説「時代の風」で西永美恵子氏(元世界銀行副総裁)は貧困の世代連鎖を断ち切る術てあるはずの教育が、往々にしてその役割を果たさなくなっているのは、途上国に限らない。特に先進国の中で最悪の貧困率を抱える米国に、この傾向が目立つ。「純粋に成績だけで入学審査をする大学はカリフニア工科大学くらいというから驚く。最近の研究では、日本も米国と同様、子供の学力が社会経済的な家庭状況に比例する傾向にあると、指摘されている。このままでは、「6人に1人」の子供が天性の能力を伸ばし、自分の可能性を思う存分発揮する未来を築く見込みは、他の5人より低くなろう。経済と社会の格差をせばめる政策そのものが、息の長い成長につながる。先進国でも途上国でもそのために欠かせないのが、公平かつ質の高い教育である、述べている。