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カテゴリ:「今のはゴングに救われましたね~」
突然の転勤のため、勉強会への出席、友人と会う予定など、いくつかの約束を泣く泣くキャンセルして札幌へ来ている。 その約束の中に本日後楽園ホールで行われたプロボクサーK君の試合応援があった。 K君は私より年下であるが、一足先にプロボクサーになった先輩である。 現在はスーパーライト級で戦っているが、当時は私と同じライト級、さらに共にサウスポーということもあり、私が言うのもおこがましい気がするが「ライバル」であった。 ふだんはものすごく礼儀正しい青年であるが、リングの上に立つと本当に熱くなる。 それは彼が真摯にボクシングを愛している証と言えるかもしれない。 学生の片手間にボクシングをしていた私には、ジムの寮に暮らし生活の全てをボクシングに注ぐK君に気持ちの面で勝てる気がしなかった。 月日が経過し、私はたった3戦で引退したものの、彼は現役のプロボクサーとして戦い続け、現在は立派なA級ボクサーである。 プロボクサーはプロテストに受かるとまずはC級のライセンスを獲得する。 この状態が一試合が4ラウンドのいわゆる4回戦ボーイである。 (○回戦とは何回戦ったという意味ではなく、一試合が何ラウンドの試合を戦っているという意味である) C級で4勝以上すればB級ライセンスに昇格し、6回戦となる。 さらにB級で2勝以上すればA級ライセンスとなり、8回戦、10回戦、12回戦を戦うボクサーはこの最上位に位置する。 当然C級→B級→A級と上がるにつれ、対戦相手のレベルも格段に上がり、一勝の重みが段違いに変わってくる。 そんな中、K君は前回の試合で苦汁をなめ、再起をかけて臨む一戦だったのだ。 私がアメリカに留学中も連絡を取り合い、今回の試合もK君じきじきにメールをくれた。 そして、行けなかったのだ・・・。 先日札幌からお詫びと激励の電話を入れておいたが、果たして、試合当日の今夜、K君から電話が! 「ToneHideさん、6ラウンドでKOしました!!次も頑張ります!」 うおおおおおおお!!!! K君、本当におめでとう! ランキングにその名前が載る日を楽しみにしてるよ! 友人からもらったパワーを胸にこちらも負けずに頑張るぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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