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「ティロリーン!」 お、誰かがチャットでオンラインになったぞ。 なんと、ビジネススクールの先輩だったエジプト人のAではないか!! 私が通っていたビジネススクールでは二年生が一年生のメンター(指導をしてくれる先輩といった感じだろうか)になるという制度があった。 入学が決まった時点で専攻を中心にマッチングが行われ、私のメンターは自らが専攻を希望していたヘルスケアマネジメントを学んでいるAだった。 彼は祖国エジプトで精神科医として医師の経歴を持ち、その経験の中で医療の世界にマネジメントが必要であると実感したためアメリカのビジネススクールへ留学してきたのだった。 説得力がありすぎる(笑)・・・・。 そんな彼とのファーストコンタクトは劇的だった。 学校から私のメールアドレスや電話番号の情報を受け取っていたためAは私に「日本から一度連絡を下さい」というメールをくれていた。 実はそのとき私はすでにアメリカ入りしており、メールを確認できる環境になかったため、そのような連絡をもらっていることを知らなかった。 驚くべきことに、Aからの連絡を知ったのは日本にいる母親と国際電話で話している時であった。 母:「そうそう、なんとかっていう外国の人から家に電話がかかってきてね、メンター、メンターって言ってたのと、ゆっくり電話番号らしきものを何度も繰り返してくれたのよ」 なんと、英語のわからぬ母に電話番号を伝えきったのだ!! この会話の後ほどなくしてAからのメールも確認し、状況を完全に理解したときは本当に感心、感動したものだ(笑)。 このような紆余曲折を経てワシントンDCで初めて出会ったA、いやDr.Aは本当に知的で優しい先輩であった。 精神科医という肩書きにふさわしい落ち着きっぷりだけではなく、顔中ヒゲでおでこはけっこう広がっていたので(失礼!)正直ものすごいおじさんかと思っていたが、いまだに年齢がわからない(笑)・・・。 Aは私より1年先にMBAを取得後、祖国エジプトではなく、中東のバーレーンの医療コンサルティングファームで働いていた。 そして今日久しぶりに話したところによれば、拠点は依然としてバーレーンにあるようだが、現在はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに作られた半官半民のヘルスケア組織の大プロジェクトにも関わっているという。 詳しく聞けばワシントンDCにある我らが母校の大学病院もそのプロジェクトに関わっているというのだ!! なんてグローバルで壮大な話なんだろう。。。。 それにしても、Aによればオイルマネーで得られた潤沢な資金がUAEの医療業界に追い風を引き起こしているということだが、中東ならではの話だなー。 私も病院で働いてるんだという近況報告をちょいとばかし行った。 私:「事務方が医師・看護師とのコミュニケーションを確立することがやっぱり難しいんだろうねえ。」 A:「それはどの国でも同じだよ」 私:「その点、Aは医師の経験も豊富だからやりやすいんじゃない?」 A:「まあねー、でもHideだって一定の時間をかけて持ち味の忍耐力を発揮すれば簡単だよ、簡単!」 ほんとかよー・・・・(苦笑)。 バーレーンとドバイに遊びに来いと何度も言われたけど、友との再会と視察も兼ねて行ってみたいなー。 ともかく、お互いこれからも連絡を取り合うことを約束しつつ会話を終えたのであった。 偉大な先輩に負けないように頑張るぞ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/25 07:44:43 PM
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