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カテゴリ:旅、それは人生そのもの
旅行2日目(アディスアベバ) 予定より1時間ほど遅れて朝7時半くらいにアディスアベバの空港に到着した。 到着した日の日記にも載せたが、町中にこんな光景が。 ちょうど小泉首相が私の前日にエチオピア入りしていたのだ。 この後の滞在で多くのエチオピア人からこの話題を出されることになるわけだが(笑)、総じて彼らは日本には好印象のようである。 「お財布」以上の存在に映っていることを願っているが・・・。 相方のアパートに荷物を置いてしばし休憩の後、外へ出た。 市内で我々がとった移動手段のほとんどは乗り合いタクシーに近いが始点と終点は定まっているミニバス。 乗車は1回1ブル(約13.2円)。 10ブルとか20ブルとかすぐかかってしまうタクシーに比べれば格段に安い。 難点は大勢の人が乗り合うためか、ダニの宝庫になりやすいというところである。 こういうところからも虫除けは必須アイテムである。 途中、道路標識を作っている工場のような建物を発見。 なんかわかるようなわからないような・・・。 真ん中の方にある手をぴしっと挙げたやつは、「この標識がある場所では必ず挨拶をしなければならない」なんて想像を勝手にしていたが、後にこの標識があるところでのドライバー達の動きを見ていたら単なる「一時停止」のようだった。 そしてTさんのお宅へ向かう。 彼は日本の大学のボクシングサークルの先輩であった。 現役時代はスタイリッシュなボクサーで、大学から始めたとは思えない才能を発揮して勝星を重ねていった。 青年海外協力隊で3年前にこちらに来て以来、任期が満了しても住みついていらっしゃる(一部語弊あり(笑)) 4年ぶりくらいに再会するTさんはそのヒゲから喫茶店のマスターのような風貌であったが(笑)、なんだか若返っていたなー。 昔の話やこれからの話に花を咲かせながら、エチオピア人の彼女が作ったという極上料理を振舞ってくださった。 下地になっているのが言わずと知れた主食のインジェラであり、かかっている具がワットという辛いスープのような料理。 卵も味がしみていておいしかったー。 これはティブスという羊肉の炒め物といった感じの料理。 かなりお気に入り。 酒が飲めない私はのどが渇けばもちろんこれ! ほ~ら、アムハラ語がわからないあなたにも読めたでしょ? 普段は炭酸飲料をあまり飲まない私であるが、旅先ではなぜだか飲んだりする。 選択肢がないからという噂もあるが(笑)。 食後は茶道ならぬ珈琲道。 エチオピアの一般家庭で普通に行われているcoffee ceremonyである。 豆を炒るところから始めるなんて、手間をかけた贅沢の極みだ。 正直に言って、これまでの人生の中で飲んできたコーヒーの中で一番おいしかった・・・。 濃すぎず薄すぎずブラックで飲んでもこんなにまろやかな味は生半可では出せないだろう。 Tさん、A、本当にご馳走様でした!! Tさん宅を離れて向かったのが開発関係のお仕事でご家族でこちらにこられているKさん宅。 ここでエチオピアンダンスのレッスンが開催されるのである。 先生は地球の歩き方のエチオピア部分をほとんど執筆され、日本人でありながらエチオピアのテレビにもダンスで出演するほどのものすごい腕前であるYさん。 濃密なレッスンで私が習ったのはウォンロとグラゲという2種類。 初めての私がいるということでYさんはお手柔らかに教えてくださったが、これがまたものすごい激しいダンスでありかなり面白い! 余裕がなさ過ぎて写真など一枚も撮れなかった(苦笑)。 気付けば酸素が足りなくなっていった・・・・。 薄れる意識の中で、飛行機で1日がかりで今朝この国についたばかりだったのを思い出す。 (疲労+寝不足+エコノミークラスなんとやら+標高2300mの高地)×激しいダンス そりゃ、あんた・・・ その後、真っ白な顔のままKさん宅でお食事をご馳走になり、かくしてエチオピア初日は過ぎたのだった。 え?明日は5時起きでまた飛行機に乗るの・・・? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/12 02:00:14 AM
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