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2006/05/01
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旅行3日目


眠い目をこすりつつ朝5時に起床。

国内線の飛行機に乗るために空港へ向かう。


まだ外は暗く、朝のアディスアベバは人通りや車の数も少ない。


タクシーを捜して通りを歩いていると、後ろから誰かがすごいスピードで迫る足音が聞こえた。



ひったくりか!?



警戒して後ろを振り返ると、本格的なランニング・短パン姿で走る若者がものすごいスピードで走っていた。

すぐに追いつかれ、こちらを抜き去っていったが、あのスピードは全速力をずーっと維持して走っているような速さである。

周囲をよく眺めると同じような複数のランナー達が早朝練習を行っていることに気付く。

みんなめちゃくちゃ早い。

明日のアベベを目指して頑張っているのだろう。


真面目な練習なのにひったくりだなんて疑ってすまなかった。

でも君達に狙われたら100%追いつけないからその道には進まないでね(笑)。



さて、今日の行き先はエチオピア北部でエリトリアとの国境にもほど近いアクスム。


太陽も出て明るくなった空港でまず目に入ったのはこのごっつい2機。


純ちゃん機


少し見にくいかもしれないが、機体の前方には「JAPAN 日本国」と書いてある。

そう、今日は小泉首相がエチオピアを離れる日なのだ。

1機は予備だということだが、こんなごっついジャンボを2機飛ばすんだからやっぱり首相ってのはすごいんだな。


一方、我々が乗ったのはこの飛行機。


domestic airplane


すごい格の違いだ(苦笑)。

50人乗りくらいだったかな。

ヘリコプターはグランドキャニオンで乗った経験があるが、プロペラ機というのは初めてだった。

機体が小さいぶん風にも大きく揺らされるわけで、雲を抜ける時などの衝撃も大きく、かなり怖かった・・・。

アクスムまでは直通だったら3時間もかからないのではないかと思うが、途中でバハルダール、ゴンダール、ラリベラという3ヶ所を経由するため、なんだかんだで5時間くらいかかってしまった。


昼前についたアクスムは、観光地とは言えやはりアディスとは違って田舎の様相だ。


アクスムの街並み


ラクダさん達もゆったりと休んでいたりする。


楽だ~



周囲を見渡すとメッセージ性のわかりにくい看板が目にはいる。


山登り?軍隊?


軍隊のCMかなー?

それとも「山登りに無線は忘れずにね☆」というアドバイスだろうか・・・。

この男性のはちきれんばかりの笑顔が眩しい(笑)。



農業奨励?


人口の約85%が農業人口だというエチオピアであるが、それでもなお農業の奨励だろうか。

「!」が付くほどのメッセージだもんなー、気になる・・・。




さて、観光地としてのアクスムの見所は主に3つ。


1.紀元前10世紀、今から約3000年前にエチオピア、スーダン、イエメン一帯を治めていたシバの女王の邸宅などの遺跡


2.モーセの十戒を入れた聖櫃(アーク)が今も保管されるシオンの聖マリア教会


3.1980年に世界遺産に登録された、1世紀に建設され4世紀半ばに最盛期を迎えたアクスム王国におけるオベリスク(石柱)郡



聖マリア教会は特別な聖職者しか入ることが許されていないため、今回は1と3を攻めることに。


風呂?ダム?


まずはシバの女王の浴槽。

っていうかダム(笑)?

現在は男性の水浴びや女性の洗濯の場所として使われているようだが、3000年前にはこの広大な溜め池はお風呂だったのかなー。


迷路のような広さ

シバさんとこの広いおうち


こちらはシバの女王の神殿。

当時は二階建て以上だったと言われており、広い敷地内に台所や浴室、会議室、そして水路の跡が見られる。

正直、この廃墟を見ただけでは「ほんとに3000年前の遺跡なのー?」と勘ぐってしまうところもあるが(苦笑)、やっぱりすごいな。


サボテンの木


シバの女王も昔こんな木を眺めていたのだろうか。



No. 3


こちらは世界遺産のオベリスク。

現存するなかで最も高いのはこの23mの石柱であるが、これは実際は3番目であり、33mの最長だったものは倒壊してしまっている。

2番目のものは第二次大戦中ムッソリーニによりローマに運ばれ、2005年4月にエチオピアに返還されたのだが、修復作業が完了しておらず横たわったままである。


青空にそびえたつ


天高くそびえたつオベリスクは権力の象徴とも言われ、青空に映えるその姿は美しくもある。

一方で、2000年近く前にどれだけの労苦をもってして建てられたかと想像するとゾッとする・・・。


立て、立つんだ!


このように倒壊しているものも目立ち、修復作業が進行しているらしきものもあったが、文化遺産の保存の難しさも考えさせられた。


100年も生きることが困難な我々が壮大な歴史と対話できる遺跡というのはやはりすごい。

そんな感慨を覚えたのであった。






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Last updated  2006/05/13 04:16:29 AM
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