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カテゴリ:旅、それは人生そのもの
旅行10日目(後編)
エチオピアを飛び立つのは深夜であるので時間はまだまだある。 アディスアベバ大学を離れた2人は、数日前に小泉首相も宿泊したあの場所へ。 エチオピアで最高のホテル、シェラトン。 羊の群れもこの豪華なホテルにはびっくりだろう(笑) 立派な立派な入口に迎えられる。 ここはエチオピアじゃないなー(笑) さて、わざわざシェラトンまで来たのは単なるおのぼりさん的観光が目的ではない。 昨日に引き続きエステを体験するためだ! 敷地内の屋外プールの近くにあるこじんまりとした建物内にエステの場所はある。 受付の左手が男性、右手が女性用の入口となっている。 ロッカーでバスローブ姿に着替えると、中央奥にジャグジー風呂があり、手前には横たわれる椅子が複数置いてある、古代ギリシアの浴場(イメージだけど(笑))のミニチュア版のような光景が広がっていた。 やはりここは今まで見てきたエチオピアとは違う・・・(笑)。 この部屋から全個室のシャワールーム、サウナルーム、そしてマッサージルームにつながっている。 何をどこまで利用できるのかわからなかったので従業員のお兄さんに聞いてみたところ、ジャグジーやサウナは会員のみ使用してよいものであり、今回の私はマッサージとシャワーだけ使えるようだ。 ジャグジー風呂兼待合室には欧米人やエチオピア人の年配の客がちらほらといた。 アメリカ人のおじさんと「ここは別世界だよね~」と話して気持ちを共有したりしたが、私が知らずに他の人が使っていた椅子に座っていたことがきっかけでエチオピア人のおじさんと少し話す機会があった。 私:「どんなお仕事をしているのですか?」 おじさん:「自動車の部品を輸入する会社を経営しているんだよ」 私:「ここにはエチオピア中の成功者が集まっていそうですよね~」 おじさん:「そうだね、安くはない会員費を払った医者や弁護士、そして私のような経営者達が多くいるよ。そのおかげでネットワーク構築と情報交換の場にもなっているね」 なんて私と話しながらも、このおじさんは次々にやってくる知り合いと挨拶を交わしていた。 う~ん、まさに社交界ここにあり、といった様相だ。 彼にとっての会員費は自分のリラックスのためだけではなく、ネットワーキングなどを含めた実りある投資になっているのだろう。 本当に心を落ち着けたいときは逆に来たくないかもしれないが(苦笑)。。。。 Gパン、Tシャツ姿でやってきた格調低い私にはふさわしくない場所であったが(笑)、エチオピアの高級サロンを垣間見れて非常に興味深かった。 一方、今まで見てきたエチオピアでやはり印象深かった「貧しさ」の側面とのコントラストの激しさも感じざるを得なかった。 一人当たり国内総生産(GDP)が年間100ドルというアフリカの中でも最貧国であるエチオピア。 日本で最近論じられている「格差」なんてもんじゃない・・・。 話が別の方向で熱くなっていきそうなので元に戻すと、肝心のオイルマッサージの方は今回はごっついお兄ちゃんがマッサージ師だった・・・。 素っ裸にタオル一丁で2人っきりというのは、相手が老若男女を問わず微妙なものだという発見があったかな(笑)。 マッサージ自体は女性のしなやかさに欠けるものの男性の力強さがあり、かなり満足のいくものだった。 特に腕の筋肉をほぐすマッサージが効きまくりで気持ちよかった~。 気になるお値段の方は60分の全身オイルマッサージで200ブル(2800円弱)。 昨日のと比べて倍もかかるというのは割高感が否めないが、シェラトンの豪華感も味わえるという付加価値も見逃せない。 男性にとっては昨日のエステとは違ってしっかりシャワーを浴びられるというのも嬉しい(笑)。 う~ん、男性エステというビジネスもこれから可能性があるかも! でも日本ではやはり高いしなんと言っても労働集約型の限界がついてまわりそうだ。 まあ、まずはお試しあれ! エチオピアでの最後の夜ご飯は建設会社ご勤務でエチオピアに駐在されているNさん、海外協力隊のKさんUさん、そしてアフリカ連合関連のお仕事をされているMさんと6人でイタリアンレストランへ。 Nさんの中東やジャマイカ勤務のお話や、エチオピアのナショナルチームにバレーボールを教えに来ているKさんが大学時代日本一になったお話など、ネタのバリエーション、内容の濃さともに楽しかった~。 私が去年ジャマイカに旅行に行ったことや、母校の中学校がバレー日本一で有名といったことも食いつきに寄与した。 ジャマイカは単なる旅行だし、中学時代は私はバスケ部でありバレー部が日本一になったのも卒業後だったのでほとんど関係ないのだが・・・・(苦笑)。 他にもMさんによる小泉首相のエチオピア訪問における声明の分析や、佐世保出身のUさんによる「佐世保バーガー」自慢話など、話は尽きることがなかった。 そして、ここのイタリア料理がかんなりうまかった! その分値段もそうとう高いのだが・・・・、Nさん、本当にご馳走さまでした!! 今回のエチオピア旅行、エチオピア人や外国人だけでなく、この国で活躍される本当に多くの日本人の方々とお会いできたことは大変な収穫であった。 外務省のホームページによると、ちょっと古いデータであるが2004年10月1日現在の在留邦人数は124人であるという。 数々の食事会、イベントなどでその総数の三分の一を越える方々とお会いしたのではないだろうか。 あまりほめたくはないが(笑)、これも人脈の広い相方のおかげであると感謝しなくては。 こうして心も胃袋も満足していったん帰宅し、荷造りを終えて空港に向かったのだが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/27 07:18:50 PM
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