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カテゴリ:旅、それは人生そのもの
ドイツ旅行記出発編 札幌から千歳の空港へ電車で向かう。 車窓からの風景が素晴らしい。 この道のりだけで「世界の車窓から」が2回分は収録できそうだ(笑)。 二日前にイギリスの空港でテロ未遂事件が起こったばかりであり、しかも日本でも本日が夏休みの海外脱出のピークだというニュースを見て、いろいろな意味でびびっていた。 その1:テロこえーよー その2:警戒度の高まりで空港での規制が厳しそうだ~ その3:夏休みラッシュで空港が人であふれてそうだ・・・ 果たして新千歳国際空港に着いてみると、びびりその1は依然として怖いままであったが、2と3については何の苦労もなかった。 まずその2について、今回のテロ未遂で規制が厳しくなったのはイギリスの空港へ行く便およびアメリカの航空会社の便であり、主に中国、台湾、韓国といったアジア方面への出発地となっている新千歳空港が今回の規制に関係するのはコンチネンタル空港のグアム便だけなのだ。 つまり、ごくわずかな例外を除いてペットボトルを含む全ての液体の機内持ち込み禁止というパニックには遭遇しなかった。 テロの武器になり得るからには規制も止むを得ないかもしれないが、Financial Timesの記事にも載っていたように航空会社によってバラバラかつ厳しすぎる規制に各方面からの批難の声が挙がっているようである。 次にその3について、前回のエチオピア旅行の時もそうであったが、札幌の国際線の規模の小ささゆえなのか、絶対的な人出が少なかったのだ。 成田の大混乱ぶりをニュースで見ていた私には別世界のようであった(笑)。 千歳空港の利点はそれだけではない。 (石狩鮨) しばしの日本とのお別れの瞬間を充実したひと時にしてくれるのだ! まずは札幌から香港のフライト。 機内でロビン・ウィリアムス主演の「RV」と東京タワーが建設された昭和の日本を描いた「Always 三丁目の夕日」を観る。 「RV」は特筆すべきものはなかったが、ロビン・ウィリアムスの温かくはちゃめちゃな演技がやはりよかった。 「三丁目の夕日」にはとにかく泣かされた。 自分が生まれる前の日本文化、戦後復興期の活力、そして時代を超越した心と心の触れ合い。 素朴なもの、普通の状態を大切にしようと考えさせられた。 香港では次の飛行機まで3時間の待ち合わせ。 エチオピアに行った時の経由でも立ち寄った空港内の本屋を再び訪れていろんな本を立ち読みした。 目次(Contents)と「最初に(Preface)」、「終わりに(Conclusion)」だけをざーっと読むだけでもじゅうぶん楽しめる。 1つ悲しかったのは、この本屋で以前購入しブログでも紹介したビジネス本のシリーズがキャンペーンを行っていたことである。 「Buy 3 Get 1 for Free! Buy 5 Get 2 for Free!」 つまり、3冊買ったら1冊タダよ、5冊買うなら2冊もタダよ、ってなわけである。 前回4冊普通に買った私が報われないではないか(涙)!! スーパーで納豆3個1パックを2パック通常価格で買った翌日に特売で売っているのを発見したくらいくやしい出来事であった。。。。 そんなこんなでフランクフルト行きの飛行機も出発を迎えた。 香港を夜11時出発でフランクフルトに翌朝の6時に到着。 香港とフランクフルトは5時間の時差(香港の夜11時はフランクフルトの夕方4時) ということは見かけ上の7時間+時差5時間=12時間か・・・。 札幌から香港だってすでに5時間かかっているというのに・・・。 世界は広いのぉ~。 そんな諦念を抱きながら機内に乗り込むのだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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