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カテゴリ:旅、それは人生そのもの
ドイツ6・7日目 バーデンバーデンからどこに行こうかぎりぎりまで決まっていなかったのだが、空港のあるフランクフルトまで電車で一時間ほどで着けるという理由でこのヴォルムスに決定した。 泊まる場所もどうしようか悩んでいたが、ガイドブックによるとユースホステルが町の中心地にあるという。 たいていのユースは駅から離れた郊外にあるのでこれは便利だ! ダメもとで当日に電話をしたら空き部屋があるという! いまや世界中に広がるユースホステルであるがその発祥の地はこのドイツ。 私も昔はミュンヘン、ポツダム、そしてドイツ最北端の地ジィルトなど各地で滞在したことがある。 お金のないバックパッカー達にとっては安いだけでなく情報交換の場にもなり最高に有り難い場所だ。 ヴォルムスは歴史的に重要な宗教会議が多く開催された由緒ある都市であり、16世紀前半には宗教改革を進めていたルターの帝国追放もこの地で決定された。 それゆえか、彼を中心に宗教改革に貢献した人々の像も名所となっている。 さらに、中世の英雄叙事詩として名高い「ニーベルンゲンの歌」の舞台だったということで、ちょうど町はイベントでにぎわっていた。 なんと歴史的な教会の中庭を会場にこの叙事詩の舞台が催されているのだ! 理解のできない全編ドイツ語の劇に高い鑑賞代を払うのはさすがに厳しかったので(笑)、夜の本番前に会場である教会敷地を視察した。 おお~、教会の中庭に見事に客席とステージが設けられているではないか! さらに教会の入口にはこんな巨大なお方が。 これは演劇のセットなのだろうが、どういう文脈で使用されるのか非常に気になる・・・。 そして教会の中にも入った。 厳然とした佇まいである教会の中庭が夜の演劇イベント会場になっていることが改めて驚きだ。 トリーアのローマ浴場、コロッセウムもイベント会場に使われてたことを先日の日記で報告したが、歴史的な建造物をイベントに融合させるアイデアっていいなー。 ライン川の方へ散歩をしてみると、巨大な橋の門のような建物が姿を現した。 嗚呼、これもなんだか宮崎駿の世界って感じだな~。 町を散策していると他にもおもしろいオブジェをいろいろ見つけた。 何かの物語が描かれてるのかな~。 こちらのミニ噴水はワインの醸造についてのストーリーが描かれている模様。 上にいるドラゴンらしき動物もブドウをくわえている。 こちらは夢中でアイスを食べる少年。 実に幸せそうだ(笑) こちらは洋服屋のウィンドー。 胸元に光り輝く「最河強銀」の漢字。 う~む、「銀河最強」と言いたかったんだろうなと予想するが、どうやってこんな複雑な並び替えが(笑)? この地に2泊しヴォルムスの町を満喫した我々は早朝ユースホステルを発ったのであった。 ユースの朝食の時間前に出発する我々にスタッフが用意してくれた朝食特別パックの中身がこれ! (ちょっと食べかけだけど(笑)) いや~、どっしり重みのあるビニール袋を前日夜に渡された時からワクワクさせてもらったが、この充実っぷりはあっぱれである。 この朝食セットの受け渡しにしてもそうだったが、スタッフ間の申し送りが本当にしっかりしていたことに大満足だった。 何倍もの額を払ったほかのホテルで不愉快な経験をしたこともあって、この感激はひとしお大きかった。 ホスピタリティを持って内外のコミュニケーションをきちんととり、業務をしっかりこなす。 非常に勉強になった。 こうして、最後まで何かを学ぼうとする貪欲さを忘れずに(笑)、充実したドイツ旅行は幕を閉じるのであった。 --------- 編集後記(?) 駆け足でまとめてしまったが、入院前になんとか書ききったーーーー。 締め切りに追われる売れない小説家の気分だった・・・(苦笑)。 眠っているエピソードや写真もいつか掘り起こしたいなあ。 そしてまたいつかドイツに戻ってくるぞ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/04 01:52:08 AM
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