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テーマ:家族の幸せって?(519)
カテゴリ:家族のこと
昨日、実家に一泊してきた。
親戚リストをもらってくることが目的だったのだが、 実家に向かう際、大学生の弟(次男)をひろって一緒に帰った。 車に乗り込んだ瞬間、弟は自分が欲しい車について話し始めた。 前々から車が欲しいようなことは言っていたので、そんなに欲しかったのか・・・と 半分驚き、半分あきれて聞いていた。 車の話は家に到着して、なんと深夜3時まで続いた!! そもそも両親は、大反対。 当たり前である。貯金も無い、ましてや学生の身分で車なぞ・・・!!!! わたしもその意見なので、最初は聞く耳持たず~といった感じだった。 けれど、話の流れで、お父さんと長男の話題になった。 正直いって、お父さんと長男は昔から仲が悪い。 いや、悪いというよりも、むしろもっと酷なことに、お互いがお互いを受け入れることができな い、と言った方が正しい。 それは長男が学生の頃、非行に走ったことにも関わってくるのだが、 お互い会話をしようとしないのは長男が小さい頃からだった。 嫌いではない。でも、受け入れることができない。 親子にこんな関係があっていいものかと、お母さんはお父さんをよく責めていた。 お母さんは苦しんだ。 けれどお父さんも、相当苦しんだ。 それは、長女である私、次男である弟、2人ともわかっていた。 本当に初めて、弟とその話をした。しかも弟から!(とてもビックリした) 泣きながら弟はこう言った。 「としくん(長男)がたまにスーツ姿で実家に帰ってきたりすると、すごくうれしいんだ。」 「ともちゃん(私)の結婚式のときだって、電車できたとしくんに、お父さんが『言ってくれれば 迎えに行ったのに』とボソっと話しかけてて、すごくうれしかった。」 今までのお父さんと長男の会話、ひとことだけだとしても、 それがある度すごくうれしかったと。 今まで、長男の非行、私の反抗(大学中退、家出)を全部、全部見てきた弟は、 誰よりも”家族”に敏感になっていた。 私も泣いた。いつのまにか話を聞いていたお母さんも泣いていた。 --------------------------- 両親の今までの苦労を思うと、弟は自分のわがままを通してでも 車を手に入れることはどうしてもできない。 でも欲しい気持ちは日に日に強まるばかりで、相当の葛藤があったようである。 車が彼にとって今必要かそうでないかは別として 正面から家族のことに触れた弟をみて、大人になったんだなと 姉心として思った深夜の出来事だった。 --------------------------- 追記 お父さん、お母さんへ 必ず恩返しします。必ず。 弟へ 車が何が何でも欲しいのはわかるけど、絶対バイト代だけじゃやっていけないって。。。((汗 そこら辺は、まだ子供よのぉ.... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.30 00:48:19
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