毛皮反対:生きたまま剥ぐ毛皮
小学生の頃「ザ・ショック」というビデオをみました。前半は今でいう衝撃映像の数々。まあ笑える方の笑撃でしたが、中盤からショッキング映像になってきます。アウトバーンでの多重事故で燃えている死体とかバシバシ。後半では「あなたはフライドチキンがどうやって作られるか知っているか?」という題名で始る、食肉動物の解体シーンとなります。 庭にいる鶏を捕まえてきて首をはねる。直後に同体のみが庭中を駆け回り「これは筋肉が収縮することで起きている現象であり、痛みはない」というナレーション。しかし鶏に聞いたわけではないだろう~と思いつつ。普通は工場化されている。トいう風に続き、次は牛の屠殺工場に移りました。 ここでの牛は一匹づつ通れる通路を通っていくと、個室に入れられ、首の下をでかい刃物で斬られます。大量の血とともに崩れ落ちる牛。次からはベルトコンベアー作業で解体されていくのです。日本では銃殺が主流です。 このビデオを見て1週間は肉を食べられなくなりました。しかし育ち盛り。1週間もすると肉が食べたくなってくるのです。そんな自分に嫌悪感を抱きつつ、しかし私一人が食べなくても、多くの牛達が人間のために屠殺され、しかも食べなければ廃棄されてしまう。ならば、せめて出された肉は残さず食べよう、と、それはいまだに魚や肉は残さずに食べています。 さて、それと題名とどういう関係があるのかといいますと。 最近動物モノの掲示板で毛皮反対運動がさかんになってきています。その理由として「生きたまま毛皮を剥いでいる」というのがあがっています。実際の映像もあるサイトもあるんですが(ここには載せずにおきます)、いやいくらなんでもヨーロッパでは生きたままはあり得ないだろう、やるとしたら中国くらいのもんだよと無責任にも思いました。 やっぱり?生きたまま剥いでいるのは中国でした。 あの国は歴史はあるのに、発展途上とはいいがたいほどに発展して来たのに、文化的水準は驚くほどに低いですからねえ。歴史に見合う文化的水準を持って欲しいですね。 上記ビデオの話にもどりますが、牛の解体の後にウサギの毛皮の話があったのです。毛皮用に繁殖された真っ白のウサギが、ケージに押し込められて大量に工場に運ばれて来ます。従業員達はウサギを台に叩き付け、そのまま後ろ足を上から吊るしてある鈎にひっかけ、どうやっているのかわかりませんが、シュバッっと一気に毛皮を剥ぎます。剥いだ毛皮は向いの壁に投げ付ける。うさぎの形のままの毛皮は、内側にモコモコの毛が来るようになってて、汚れないように投げ付けているんだそうです。 その後の過程でウサギの首を切り落とすという作業が。そうして加工された毛皮をみなさん着ているんですね。 このシーンで、ウサギは死んでから皮をはがれているのか?という疑問がありました。いやいくら何でもガスとかで死んでいるんじゃないの?とその時は思ったのですが。よくよく思い出してみると、皮を剥がれたウサギは、逆さ釣りのままうごめいていたような....。そうして、この工場は中国でした。 ネット上でもやはり中国で、毛皮用に繁殖させられた白キツネたちを、頭を殴る、もしくは叩き付けて、その状態で毛皮を剥いでいるという事でした。残念ながら死んではいない状態なので、キツネたちの苦痛は計り知れない、という内容です。 毛皮というモノ自体に反対は私はしません。しかし、動物達に必要以上の苦痛を与えるのはいけないです。これを読んでいる中国系の方々には、ぜひ状況改善につとめて欲しいと思います。 さて、このビデオの最後には、首だけを出した箱づめサルが出て来ます。彼は生きています。そこは中国のとあるレストランで、その状態でお客の元に出されます。お客にはとんかちが配られ、その場でみんなでサルを撲殺し、その脳みそを食べるというメニューでした。 あまりの衝撃に私は途中で部屋から逃げ出ました。