きりたんぽもどき鍋と姑の昔話
私の話によく登場する厳し~い姑は6年前の夏、交通事故で亡くなったのですが、この姑が事あるごとによく昔話をしましたそれも同じ内容の長編モノをいくつか。幾度となく録音再生したかのように話すので、姑の友人などは、「皆まで言わずとも私は暗唱できるわよ」なんて言わせていたものですが、そのいくつかの話のひとつに秋田県の話が出てまいります。千葉に膨大な土地を持つ富豪の、厳格な父と秋田生まれの貞淑かつ良妻賢母な母親の長女として生まれてきたものの小学校にあがる寸前に父を病で亡くし後に、再婚した母親と共に秋田で生活する日々が続きます。10代で都会に出て行くことを夢見ながら、行商を始め、それで貯めたお金でか、都内での生活を。電話の交換手などやっていたとか姑は弁の立つ人で話す昔話は面白く、感心させられることも多々ありました。歳を重ねるごとに姑が雄弁に語った話も記憶が遠くなっています私です。スーパーでセリを見つけました姑が教えてくれた料理の中にきりたんぽ鍋があるのですが、きりたんぽは秋田の郷土料理でもありますきりたんぽには欠かせない具材のひとつがセリで、年越しの日は鍋でもしようかと、やりましたのが我が家流きりたんぽ鍋正確にいうと焼きだまこ鍋かな~姑は、きりたんぽを作るのが大変なので、やはり秋田に伝わるだまこと呼ばれるご飯を半殺し(炊いたご飯を棒等で半割り位練り潰す行為)にしてひと口大に丸めたものを入れて作りました。実際にはだまこ鍋っていうのもあるんですが、我が家のはだまこに焼き目を入れて崩れ難くしてあります実際のだまこは焼き目はあまり入れないらしいです。 焼きだまこ調理方法はきりたんぽ鍋とほぼ同じでも、もうひとつ違う我が家流は具材が多いこと今日入れたのは<鶏肉・セリ・ネギ・しいたけ・えのき・油揚げこんにゃく・しらたき・大根・人参・ゴボウ・つみれ・竹輪・豆腐>本場のはこんなにゴチャゴチャ入れないらしいんですよ。<鶏肉・セリ・ネギ・舞茸・糸こんにゃく・ゴボウとか>野菜が好きな姑も具材豊富に作っていましたやはり本場のは風味を守る為か、こんな風には作りませんね。