小梅と秋の散歩する
世間知らずの小梅を連れてちょっと散歩に出かけてみたいくら家猫でもあまりにも世間を知らな過ぎるのは、この世にせっかく生まれてきたのに、捨てられて運よく命拾いした甲斐がないでしょというのは飼い主の思うところ。春に初めての散歩に付き合わされて以来2度目の小梅窓から外を見るのも、人の隙を見て脱走するのも好きなくせに、いざ外に連れ出してやると・・・やっぱり・・・世間の大きさ、視界の広さにビビッている様子神社の階段で居座る?!視野が狭いから落ち着くって?!困る、困る・・・ココには蚊がまだまだいるんだわ田んぼには彼岸花がいっぱい子供の頃、どうして葉っぱがないのかと不思議に思った花だった。葉っぱは無いんじゃなくて花が終わったアトに生えてくるんだって知ったときますます不思議だったなぁ・・・悪がきの頃は、お墓に生えてる彼岸花引っこ抜いてまわった事もあるし・・・貧乏草って呼ばれてたハルジオンと同じくらい貧乏くさい花だなぁって思ってたりもしたけど。大人になったら見かたが変わるものだわね。彼岸花は色々な呼び名があるそうね。私はふたつしか知らなかった・・・(こんなにあるなんてウソでしょってくらいあるのよ~)コチラで曼珠沙華って呼ぶのはナンだか神々しい感じ。まんじゅしゃげ天上の花っていう意味らしい。 おめでたい事が起こる兆しに、赤い花が天から 降ってくるって仏教の経典からまんじゅしゃかは大好きだった百恵ちゃんの歌読みだね。サンスクリット(梵)語からきたんだって・・・フ~ン草の上は気持ち良くて小梅の大嫌いな車も通らない静かな農道なのになんでか、私のスカートの中に潜り込んでしまう。いつまでビビッているのだ小梅彼岸花の大行列はそこいらじゅう。綺麗だね~♪この日は、秋晴れの凄くいい天気歩きもしない(歩くワケがない)小梅と散歩はダンベル抱えて歩いてる気がしてきた・・・ちょいと汗々お互い日陰でひと休み。水道の流れる水と、お風呂に張った水嵩しか見たことない小梅膨大な川の水の流れは小梅の目にはどう映るんだろう・・・膝の上でじぃ~っと見学中公園の隅っこに川の水を通してできてる池。側に行くと大きな鯉がゾロゾロ集まって来る。コレまた小梅が生まれて初めて見る生きている魚「食べたい!」なんて思うのかなぁ?まさか怖いとは思わないよね~?!でも小梅は後退り・・・茶畑の坂になったら、急に抱っこされる腕から飛び降りてサッサと歩き出した小梅、ビビリ解除ですか?!もうすぐそこが我が家って~トコで心臓破りの階段で飼い主無視してモウダッシュで駆け上がろうとするんだもんなぁ~こんなトコで帰巣本能発揮されてもね・・・散歩のアトはお風呂でしょ。何が身体についてるかわからないもの。いくら嫌でもこればかりはお決まりのコースだからね。で、最後の最後は小梅・・・ビビリで終わり。