次男、冷蔵庫に黙って洋菓子を入れる
今月はやたらめったら忙しい洋菓子職人の次男昨日ブログ更新した夕飯メニュー次男の分ももちろん、連絡ない日も用意して置くのだが一緒に食べられたのは9品中2品のみ。次男は遅く帰って来るし、私も夜勤出勤なので会うことがない。次男は面倒がって即食いできるものを買い食いし寝てしまう。翌日も早朝出勤なので本人、食べもせず次男の分は家人が食べる始末。電話の1本でも入れてくれれば翌日の弁当用にでも詰めておいてあげるのに電話すらできないと言う。だからって毎日マックのバーガーやすき家の牛丼、コンビニ飯では外見は丈夫でも内臓が心配だ。何しろ早い時は朝の4時起きして出かけ帰ってくるのは夜中の12時前後だったりして風呂にも入れず睡眠時間2時間半で即出勤なんて日も。いくら体力にだけは自信ある次男でもオーバーヒート起こすんじゃないかと思うのだ。夜勤の私と顔を3日合わせない事もあったし、これだったらまだあの職業2者選択迫った時、自衛隊に行かせておいた方が良かったんじゃないかと後悔することもしばしば・・・それでも本人は「今日は休日出勤なんだ~」とか言いつつ遅刻もしないで出勤していくのだから何がそんなに次男を動かしているのか不思議で根性も忍耐もない自分が生んだ子供とは思えなくなるのだった。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★そんな先々週の事・・・冷蔵庫の中にホールケーキの箱が置かれていた。中には見た目飾り気のない白いホールケーキ私 「ねぇ~、誰かこのケーキをどうするか聞いてる?!」主人「俺、ヤツの顔も見てない」長男「あ~、ナンか失敗作だから食べていいって言ってた」私 「失敗作~?あぁ~あ!秋の味覚フェアであの子の班、 洋梨使ったのを作るって言ってたから、それだぁ~」 洋梨使用の試作品次男の勤める洋菓子店では毎年この時季『秋の味覚祭』なるものが恒例で実力のある職人から、次男の様な駆け出しの職人は何人かと組んで秋の食材を使ったケーキを作らせて誰のケーキが一番売れ行きがいいか競わせたりするのだ次男には連絡の取り様もないので勝手に家人3人でカットして頂く。私 「このまんまじゃ地味よねぇ~、洋梨果肉少ないし」長男「これさ、洋梨のムースはいい味なのに 下のチョコの味が濃いから梨の味消えちゃいそうだよなぁ」主人「う~ん、でもうまっ!!」次男に全部3人で食べた事を批評付きで伝えると次男「あれ、試作品で全然違うモノになったから~」だって・・・完成が楽しみ~ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★またまた先週末冷蔵庫を開けると無造作にラップに包まれた全長20cm程の不可解な塊が2個ある。私 「ねぇ~変な物体が2本あるんだけど、 何か言ってってなぁ~い?」主人・長男「聞いてな~い」私 「コレうちにもって帰って来たってことは 『食べてもいい』って事だよねぇ、 『誰かにあげよう』とかって事ないよねぇ~」どう見ても『どうにでもして』状態のバウンドケーキの様。2本あるからとりあえず家人3人で食べる事にした。 アプリコット入りパウンドケーキ私 「私アプリコット大好きだけど、これまず~い! 全然甘くないし、酸味ないし、洋酒の苦味しかない~」主人「俺。これ好きだけど、もう1枚くれ」 長男「美味いじゃん、パサつくけど」 なんのかんの言いながら2日に亘って平らげてしまったのだ。次男に出くわした長男が尋ねたそうだ。長男「冷蔵庫のパウンドケーキ食べちゃったけど大丈夫だろ?」次男「えっ?!・・・食べたの?・・・あれ、 冷凍しといたヤツ、期限切れで店には出せなくなったから 持ってきたんだけど、食べれたんだ~」ハイエナのような家人達にとっては冷蔵庫にあるものは食べ尽くすというのが常でしょ。多少古かろうと、不味かろうと・・・それにしたって、添え書きのひとつも置いといてくれれば、誰かに一言言っておいてくれれば、とか思ったわけで。それでも次男が黙って入れていく冷蔵庫のものは次男が気がつく前に消え失せる運命にある我が家なのだな。