次男、帰宅する。
溜息をついた後、「〇〇(次男)どうしてるんだろう」なんて次男の事が頭をよぎる。1日に何度かこんな事を考えている。あれから約1週間。無駄だとは思ったけれど、何度かメールを入れてみたが、次男からは電話も無ければメールの返事も来ない。やっぱり電源自体入れてないんだなぁ。こういう時は何も考えずに趣味に勤しんでいる方がいい。ビーズ手芸をしてみたり、花のサイトを覘いてみたり・・・時間が過ぎるのが早くて済む。夕方、玄関の戸を開ける音がかすかにした気がする。長男か主人でも外に出たのだろうか?下駄箱の上に何かを置く音がして、数秒するとリビングのドアがソロッとあいてきまりの悪そうな顔が覗いた・・・次男だ!「ドコにいってたのさ~!!心配させて~!」思わず手に握っていたビーズ手芸のテグスを放り投げ次男の側に駆け寄ると、雨に濡れて湿気湿気のデカイ図体の次男を抱きしめた・・・涙が出てきた。「全く~!お風呂にお湯はるから入りなさい、そんなに濡れて 風邪引いちゃうじゃん」とか言いながら胸につっかえていたものがポロリと落ちた。「ぼ~っとして原付運転してたら、 〇〇〇湖(我が家近辺にある自殺の名所)まで行っちゃって 慌てちゃったよ・・・(乾笑)」「やだ!冗談でもやめてよ。鬱気味だと得体の知れないモノに誘われかねないからね! だって、そうだったんでしょ?! 身体の調子も悪いのもあるけど、お店でも何かあったんでしょ?!」聞かれるままに次男は目を潤ませ頷いてみせた。とりあえず帰って来てくれただけで良かったと。今後の事は時間をかけて考えねばと思う。それでもそれでも数ヶ月後までにはこたえを出したい。長男が自分の夢を叶える為に日々努力しているのは応援中だし、次男が身体と心が多少なりと不安定になっているのも理解はしてあげられると思う。しかし、親としては、息子ふたりがプータローではこの先のことを考えると気が気ではない。今年は息子達のターニングポイントの年だと思う。環境を変えるチャンスが来たのではないかと考えている。それには次男のこれから決めるべき道が重要になる・・・